FC2ブログ
2009-10-12

引き続き餃子ネタ

日本には「中華料理」と言うジャンルがあるけれど、これ中国で食べる料理とは、似て非なるものも多いのですよね。
それは、「洋食」とアメリカで食べる料理、ドイツの料理、フランスの料理、イタリアの料理etc.と比べるのと或いは似ているかも知れませんが。

餃子についてコメントを戴いたので、少々補足を。
基本的に、中国の北方の料理です。どの都市、と言うのではなく。
日本だと例えばお好み焼きは関西でも「大阪」の名物であり、神戸や京都や奈良は(そりゃ関東の人よりは食べる機会多いけど)あんまり関係ないですよね。
地理の時間で習った「華北」といったら思い出す方もおられるでしょうか。
らんぷ店主は大雑把に、北京を含む、それより北側、特に東北の地方と捉えています。
大連も、ハルピンや長春、瀋陽なども、この東北に含まれます。

東北地方は昔「満州」と言ったところで、日本人も多く住んでいました。
その頃の日中間の交流の中で、或いは戦後引き上げてきた日本人により、餃子と言う料理が伝えられ、今に至るようです。

中国で「餃子(ジャオズ)」と言えばそれは茹でて作る「水餃子」の事を指し、日本で言う焼き餃子のことは「鍋貼(グオティエ)」という別の単語があります。
鍋に貼り付けて焼くってことですね…。
一応そういうメニュウはあるのですが、水餃子に比べるとはるかにマイナーです。

で、なんで日本で焼き餃子が主流になったのか、その辺の所は未だによく判らないのですが、一つ言えるのは、料理としての捉え方も違うんじゃないか、と言うこと。
つまり餃子を主食として捉えるか、ゴハンのオカズとして捉えるかと言う違いです。

中国では、餃子(水餃子)食べるときには米のゴハンは普通、食べません。
お好み焼きやピザをオカズにしないのと同じです。
日本では、水餃子よりはゴハンのオカズとして馴染みやすいので、焼き餃子が主流になったんじゃないか、そして更に日本国内で独自の発展を遂げ、ビールのアテになるまでに至ったのではないかなあ…、と、これは全くの独断ですが。

香港や広州など南方で食べるのは、蒸篭に入った「エビ入り蒸し餃子」が代表的、と言うイメージですが、これも独断ながら、この「蒸し餃子」と、北方の「水餃子」、これまた位置づけが違う気がします。
香港のエビ餃子は、外で、飲茶のときに食べる点心の一つであり、家庭で手作りして今日の晩ご飯にするってことは、多分ないと思います。

因みに中国大陸の、広州以外の人に「ヤムチャ」って言っても、殆ど通じません。
「飲茶」というのもただ単に「お茶を飲む」意味に捉えるようです。
最近は、香港風の飲茶の店が上海あたりに出来ていたりするようですが。


そうそう、中国にゼッタイ無いもの。それは「冷やし中華」。あと「中華丼」「天津丼」。
いやネーミングからして、無いですよね。
まあ、しいて言えばこれかな?という料理はあります。その話はまた次の機会に。




スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ