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2009-09-11

上海行ったら、呑んでみて!

先日、出張料理をご依頼いただいたお客様が近いうちに上海に行かれると言うことで、「旨いもの情報」ご紹介の折に思い出したのが、老酒(ラオチュウ)。
上海の胃袋旅行のことを書いたときにはもっぱら食事の話ばかりでしたが、「いけるクチ」なら、上海やその周辺、いわゆる江南地方に行く機会のある方に、お試しいただきたいのがこの老酒または黄酒(ホアンチュウ)といわれる、醸造酒です。
因みに、「紹興酒」と言うのは老酒の一種で、紹興市で作られた、一定の基準を満たしたもののみにこの名前がつけられるのだそうです。
おフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけが、シャンパンと言われるのと一緒みたいなもんですね。

思い起こせば「藍布」というアジア料理の店を始めてから、一番最初に行った味の仕入旅すなわち胃袋旅行の目的地が、紹興でした。
魯迅ゆかりの食堂(食券引き換え式のセルフの学生食堂みたいな感じで、順番待ちなんて概念のない?!地元民と押し合いへし合いしながら、料理をゲットせねばならなかった…)で、自家製の紹興酒を一杯オーダーすると、おっちゃんが飯椀(どう見ても湯飲み茶碗などではなく、ご飯茶碗)におたまでなみなみと、濃い琥珀色の液体を注いでくれました。
熱燗でもロックでもなく、当然、氷砂糖なんてものも入ってない、常温の紹興酒をすすると、…そのまろやかさ、深い味わいにビックリ。
らんぷ店主は実はそれまで、老酒なんて特に好きでもなんでもなかったのですが、認識を改めました。
…と言うより、違う!ぜーーんぜん違う!日本の中華料理店で呑むのと!!

この違いは、地元で量り売りする酒と、輸出用に瓶詰めする酒との違いからきているらしく、市内の同じ酒屋さんで売ってる瓶入りのは「保持期限2年」などと書いているのに、カメから直接おたまですくって量り売りの方は、店の人に聞いてみると「んーー、冷蔵庫に入れたら1週間、入れなかったら3日ぐらい。」とのこと。
日本に輸入されているものは、品質保持のために火入れされ、また保存料も添加されているのかと思います。
老酒というのが、そもそも日持ちのしない、その日のうちにさっと呑み切ってしまうお酒なのでしょうね。

2年ほど前に上海と杭州に行ったときも、同じ江南の地方なので、酒屋さんでペットボトルに詰めてもらって、毎晩ホテルでその日食べた料理の覚え書きを整理しつつちびちびやってました(←…って書くとなんか凄そうだけど、量的にはちょびっとです。基本的に「胃袋旅行」中は、食べ物最優先のらんぷ店主なので、殆ど呑みません)。

まあそんなわけで、このお酒はお土産用ではなく、現地で楽しんで来てください。
以前、ペットボトルで1リットルだけ持ち帰ったこともあるのですが、今は飛行機の機内持ち込み制限が大変厳しいので、難しいでしょうね。



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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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