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2014-11-08

正倉院展

やってますね、今年も。

と言うか、この行楽シーズンの中でもやはりひときわこの「正倉院展期間中」に、奈良を訪れる方が多い。
そうして、ご覧になる(或いは、なった)ついでに、藍布にお食事に来てくださる方も結構おられて、
有り難い限りです。

が、らんぷ店主自身は午後6時までの開館時間内に、徒歩圏内と言えど、
国立博物館まで行くのは無理と、端から思い込んでおりました。

ところが、ある日突然天から降ってきたのです、チケットが。
おりしもそれは翌日に向けて仕込みをしている月初の水曜定休日。
この日を逃せばあとは次週の火曜日のみ。

取りあえず、午後5時入場を目標に目の前の仕事を馬車馬のようにこなし…。

行ってきました、国立博物館。
うーん、何年振りだろう。

流石に平日のこの時間、昼間なら大行列であったであろう入り口付近はガーラガラ。
中には流石にほどほどに見学客がいましたが、
見たいものをほぼストレスなく間近に寄って見られる環境(^^♪

予備知識ゼロで行ったのですが、それはそれなりに楽しめました。

楽舞の面や衣服などは、「和」よりも明らかに大陸の気が濃密に感じられ、
聖武天皇ご愛用の靴にしろ、様々な文様を施した鏡にしろ、
当時の流行最先端が、メイド・イン・チャイナだったんだなあと改めて認識させられました。

そしてそして、一番釘づけになったのは、
古文書の一つ、新羅からの買い入れの品々のリスト。
これが、「甘草」「人参」「大黄」「松子」etc.
そう、生薬なのです!
松子ってのは、前にも別の記事で書いたかと思うけど「松の実」のこと。
中国では現代語でも「松子」「蓮子」(蓮の実)「西瓜子」(西瓜のタネ)と言います。

千数百年前の松子って、味とか大きさとか、今と変わらなかったのかな、
と思いを馳せたり。
そして、新羅(韓国・朝鮮半島)もその時代はまだハングルが生まれていなくて、
中国(唐朝)や日本と同じく漢字文化の国だったのだなと改めて感じたり。

気分転換に出かけたつもりが、
何のことはない、アジアと漢方にとっ捕まって帰ってきました。

音楽に興味のある方は弦楽器などに興味を持ったでしょうし、
デザイン関係の方なら、鏡や木箱の文様に惹かれたかもしれません。

見る人の数だけ、楽しみ方がある、正倉院展なのだろうと思います。
毎年観に行かれる方も多いという理由がほんの少しわかるような気がしました。

ま、らんぷ店主は今年限りかもしれませんが(爆

でも、短い時間でしたがとても良い経験でした。




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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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