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2013-10-17

正倉院とマンゴー

少し前に漢方がらみの本を読んでいたら、上記のようなタイトルが。

正倉院にはご存じのとおり中国や東南アジアや西域からのものも含め種々様々な宝物があり、
毎年恒例の「正倉院展」にてそのきらびやかなコレクションのごく一部が公開されているわけですが。

おそらくはそんな展示に出されることはないであろう薬物が、正倉院の中にひっそりと眠っているのです。
昭和に入ってからその薬物についての調査が行われ、今でも生薬として使われている甘草や附子や芍薬などのほか、南方のかなり珍しい薬物も収められていたようなことを、漢方を勉強し始めたころに知りました。
そのころはまだ、らんぷ店主は大阪住まいで、まさかこの正倉院も聖武天皇の御陵もあるきたまちで藍布を再開しようとは夢にさえ見ていませんでしたから、人生とはまったくもっていとをかし。

で、まあ、今回読んでた本によると、正倉院にはなんとマンゴー(の、ミイラと化しているでしょうが)もあるんだそうで。
種々薬帳というその目録のようなものによると「阿麻勒」と言う生薬で、それがどうも今でいうマンゴーの種子と果皮なのだとか。
今でこそ中国の広東省あたりではマンゴーの樹も見かけますが、その本には、おそらくさらに南方、インド産のものではないかと思われる旨書かれておりました。

奈良時代に、仏教とともに医学(中国伝統医学)が伝わったように、紀元前後の中国もまたインドから釈尊の教えとともにアーユルヴェーダ…インド伝統医学を取り入れたのでしょうか。

そう言われてみれば、らんぷ店主もインドの料理のレシピなんか調べていると、
「あー、これ漢方と同じリクツ書いてる!」なんてことが、ままあります。

こんな瞬間は、アジア薬膳屋としては、わくわくします。

今年の正倉院展は、10月26日から11月11日まで。
この期間に行われる「あるくん奈良スタンプラリー」、きたまちやならまち界隈のお店やガイドスポットを回ってスタンプを集め、」ガラポン抽選でキュートな奈良グッズをゲットできる企画に、藍布も参加してます。
そして前にもお知らせした、インドのゴア州のポルトガル様式の民家をスケッチした原画展は11月2日から10日まで、店内にて開催。
コロニアルなお屋敷が、ヤシの木やマンゴーの木々の合間に見え隠れする何ともエキゾチックな作品群です。







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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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