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2013-03-28

ハトムギって、こんなの

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ちょっと、サイズが判りにくかったですね、この写真じゃ。

ハトムギ、米と小豆の間ぐらいでしょうか。
コロンと丸くて、真ん中に薄茶の溝がついてます。

ハトムギと言われても、ハトムギ茶しか思い浮かばない、と言う方も多いでしょうか。
これが中華圏の国々や東南アジアにいくと、ごくポピュラーなスイーツの材料となります。

らんぷ店主がまだ20代で、アジアごはんは「まあ、趣味として好き」ぐらいなレベルだったころに、ラオスで働く友人からいきなり、見たこともない白いツブツブがぎっしり詰まった小袋が国際郵便で送られてきまして、「日本語でなんていうものか判らないけど、こちらではデザートにして食べます。」とのこと。
で、ナニなのか判らないままに、手紙に書かれたかなりアバウトな料理法の通り、とにかく食べられる状態になるまで煮て甘くして、ココナッツミルク(当時はまだ結構高価だった)かけて食べました。

それから数年後、台湾を旅しているとき、市場の穀物売り場の片隅であの、ラオスの白いツブツブ発見!!
少量買うとともに、そこに書かれている商品名をメモし、帰国後に辞典で調べたら、それがハトムギだったのです。

冗長な思い出話におつきあいいただき恐縮でしたが、そんな訳でらんぷ店主にとってはタピオカと等しく南国デザートに使えるアイテムとなり、のちに大阪の谷町で藍布を始めてからもデザートにちょくちょく使っていました。

そのころから、ハトムギはお肌にいい、という話はなんとなく聞いていましたが、その本当の意味が判ってきたのは漢方をきちんと学び始めてから。

ハトムギは、ヨクイニンと呼び方を変えれば立派な生薬です。
体の中に澱んでいる水分を排出したり、膿を出したりする働きがあり、その結果として、リウマチなどの関節痛や皮膚トラブルの解消につながります。
清熱作用もあり、なるほど高温多湿の東南アジアで好まれてきたのだなあと納得。
むくみが気になるひと、雨の日や湿度の高い日に眩暈や頭痛など調子が悪くなるひとにはぜひともおススメしたい、薬食同源アイテムです。

ハトムギ茶は、焙じてあるため、上記のような働きは残念ながらあまり期待できないそうです。
お茶用でないハトムギは、健康食品の店か、南京町など中国の食材を扱う店で入手できます。
外皮が硬いため、一晩ぐらい水につけてから使うことをおススメします。
漬け汁も、薬効があるのでそのまま使います。

さて、普段のごはんにどう使うか。

一番簡単なのは、先週の藍布のランチでお出ししてたみたいに、白米に混ぜる方法。
目安としては、白米一合につき、ハトムギ大さじ1の割合で。
ハトムギだけ、適量の水に一晩漬けて置きます。
翌日、洗った米に戻し汁ごと加えて水加減して、炊飯器のスイッチ・オン。
これだとどんなおかずでも合わせやすいですね。

ハトムギをしっかり味わうには、やっぱりスイーツ。
ちょうど今週の藍布ランチに登場してます。
適量を一晩水に漬けておいたら、漬け汁にさらに水を足して、もち米のココナッツミルクのときみたいに柔らかくなるまで煮ます。
好みの甘さにして、ココナッツミルクをかける。
藍布でやってるように小豆と合わせても美味しいですよ。
小豆にも身体の水を捌く働きがありますしね。

春色の服に着替える前に、身体の方も澱んだ水をキレイに出して、軽やかにしときましょう。

そうそう、上に書いたように熱を取る作用もあるということは、冷え性のひとが常食する場合には、他に生姜やシナモンなど体を温めるものをあわせて摂るなど少し注意が必要ということでもあります。

そうそう、実はサラダの具材にしても面白いんです。
今はまだ桜もボチボチ開花…って段階だけど、それがサワヤカな新緑の葉桜になる頃、ハトムギ使ったサラダなんかお出ししていこうかなあ、と思ったりしています。



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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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