FC2ブログ
2013-03-20

豆でマメに

130319_1418+01_convert_20130320210240.jpg

いきなり季節はずれなお話で恐縮ですが、
お節料理って、縁起を担いだものが多いですよね。
田作りは「子孫繁栄、子宝に恵まれるように」
黒豆は「丈夫でマメに働けますように」
車海老は「腰が曲がるまで長寿を全うできますように」てな感じで。

これ結構、漢方理論・即ち薬膳のリクツと合致するところが多いのに気付きました。

小魚丸ごと食べるのは骨を丈夫にするし、骨は五臓の「腎」につながり、腎と言えば生殖・成長・老化にかかわりの深い臓器でして。
海老は体を温め、腎を補う食材の代表で、これまたアンチエイジング=長寿につながります。

で、お豆さん。
豆類ってのは、薬膳では米や肉と同じ「気を補う」働きのある食材。
気は、人体を構成する「気・血・水(津液とも言う)」の中でもまず一番大事なライフライン。
気があってはじめて血や水も生成され、体内を循環できると言うものなのです。

それだけでも、「豆を食べてマメに暮らす」って納得いきそうだけど、お豆さん(と、つい豆ごときに敬称をつけてしまう関西人スピリッツ)には更に、体の中の水はけを良くする、と言う働きなんかもあります。

体内の水はけってピンと来ない方もおいでかと思いますが、体の中に溜まった余分な湿気であったり、必要なところに上手く巡らないで偏って存在していたり、という水分のこと。
そして、水溜りの水が濁るように、体の中の水溜りも、清らかだったのが澱んでカラダに悪さします。
判りやすいところでは、むくみ。
或いは、皮膚のトラブルの中でも「かさかさ」ではなく「じゅくじゅく」したもの。
それから、雨の日、湿気の多い日に頭痛がしたり眩暈がしたりするのも、「体内の水溜り」のせいであることが意外に多いのです。

ここ最近の天気もそうですが、「春に三日の晴なし」で、昨日晴れたかと思ったら今日は雨。
おかげで自転車使えなくってらんぷ店主は仕入れの予定が狂って舌打ち…、ってまあこれは余談ですが、春先って結構、雨の日多いですよね。

春先、どうも雨降ると調子悪いなあ、って方におススメなのが、だから、お豆さん。
黒豆や小豆が水はけ効果大きいですが、大豆もいいです。
水を捌いて気を補うので、元気アップするしね。

写真は、今週の養生ランチコースにお目見えの大豆サラダ。
彩りもかねてインゲンとの豆コンビです。
乾燥豆を戻して水煮にするのが面倒な方は、水煮缶詰でも勿論、オッケー。
みじん切りのたまねぎを一晩酢につけたものをベースにクミンやターメリックを少し入れたドレッシングを作ってざっくり和えました。
この場合、たまねぎはドレッシングでもありサラダの具材のひとつでもある、と言うぐらいの量を、頑張ってみじんに。

前の晩からたまねぎ酢作っておく段取りは大変、と言う方は、いつもお使いのフレンチドレッシングだって、構いません。
それだけじゃパンチ足りないなと思ったら、黒胡椒をガリガリっと挽いたり、カレー粉ちょっと足してみたり、してください。

マリネサラダ、と言う感じなので、冷蔵庫で数日は大丈夫。
朝食のパンに添えたり、汁気を切ってお弁当に入れたりも。

大豆の栄養は、そのままでは実は消化のしにくいものなので、よーく噛んで召し上がってくださいね。
口は、一番最初の消化器官です。
噛んで小さくなるだけでなく、唾液も消化酵素を出しますし、噛んでいる間に胃腸が消化吸収の準備を始めるのだそうです。

何を食べるか、と言うことと同時に、どんな風に食べるか、ということもとても大事。
お豆さん食べるときは、こまめに噛み噛みしましょう、ってことで。







スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ