2013-02-03
節分ですから

「らんぷ通信」ご覧の皆さまに、厄除け効果がありますように。
谷町時代にながくお世話になっていた鍼灸のセンセから、開店祝いにいただいた柊のおっきな鉢植えです。
鉢植えはおっきいんですが、葉っぱは長さ2センチあるか無いかってぐらいのちびサイズ。
でも立派に(?)つんつん尖っていて、指が当たるとイタ痒いです(笑)。
イワシも恵方巻きも用意しなかったけど、今日は思いがけず、ドライフルーツがいっぱい入った美味しそうな青葉仁会のパンを差し入れにいただいたので、夜の賄いがちょっと豪華になりました。
植物の緑と言うのはいいものですね。
特に園芸好きでなくとも、気持ちが和む。
漢方理論の根底にあるものは古代中国の哲学、陰陽五行論ですが、その五行で分類すると、五臓の「肝」と五色の「青(緑)」はおなじグループにカテゴライズされます。
「肝」っていうのは西洋医学でいう「肝臓」と同じ部分もあれば違う概念もあって、漢方で言う肝は、若干メンタルなところも関与します。
よく「青筋立ててキーッとなる」なんて、ヒステリー状態のことを表現するでしょ。
あれは、「肝の昂ぶり」のひとつと捉えるんです。
樹木の青々としたさまは、そういう肝の昂ぶりを、和らげてくれるんですね。
今はまだまだ寒さの底にあって、藍布の料理も、そうした寒さを如何に散らすか、身体に寄せ付けないかを主軸に献立つくってます。
が、もうしばらくして春が近づいてくると、ケアが必要になってくるのが、この「肝」。
春が近づけばウキウキするし良いこと、のようですが、ウキウキしすぎてソワソワフワフワ…、と行き過ぎるのも、バランスを重視する漢方では評価しません。
自然界の緑たちのように、そっと寄り添って気持ちを和らげてくれるような春のランチコースが、それからの季節の、らんぷ店主の課題でもあります。
む、難しいかも…(汗
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