2013-01-08
百合根で薬膳スイーツ

百合根って実は立派な生薬なんです。
薬になると「百合(ヒャクゴウ)」と呼ばれ、五臓のうち「心」の血を補い、精神を安定させるのでイライラや不眠にも良い、なんて効能があります。
中華圏や東南アジアの国々に行くと、ばらばらにして乾燥させたものが年中売られていますが、日本では生のものを冬、それも年末年始の間だけしかなかなか手にすることが出来ません。
なので、今がチャンス。
お正月過ぎると、お値段もぐっと安くなりますし。
お節料理なんかだと、らんぷ店主がコドモの頃には母親が泥やおがくずを洗い落とし、きれいに飾り切りして白い牡丹のように仕立てたのを甘く煮てお重に詰めてました。
切り落としたのや、煮崩れた端っこなんかも別に取っておいて、大晦日のおかずの一品になってたりして、形はともかく味が染みて柔らかくなってるんで、コドモとしてはそっちの方が美味しかったかも。
ま、そんな昭和の思い出はさておいて。
とても簡単な、アジアン薬膳スイーツを作ってみました。
作り方と言うほどのこともない、百合根を洗って根っこを切り落としてばらばらにしたら、ひたひた+αの水で、柔らかくなるまで煮ます。
きび砂糖で控えめに味付け。今回は、大き目の百合根ひとつにきび砂糖小さじ2ぐらい入れました。
一片味見してみて、ちょっと物足りないかなと思うぐらいが、汁ごと戴くには丁度良いです。
煮汁ごと器に盛って、出来上がり。
シンプル極まる白いお汁粉です。
小豆のお汁粉にトッピングとして入れてみたり、煮て冷やしておいたのをみつ豆などに加えても楽しいかも。
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