2009-08-07
シンガポールのモーニングセット

シンガポール人の定番モーニングと言えばこれ、カヤ・トーストとコーヒーまたは紅茶いずれもコンデンスミルク入り。
カヤというのは、ココナツミルクをベースにしたカスタードクリームのようなもの。
パンダンと言う緑のハーブを使って、薄いグリーンの色と香りがつけられています(最近は合成着色・香料のものもあるそうですが。日本だと、和菓子にヨモギや抹茶を使う感覚ですね)。
サンドウィッチ用の薄切りパンを2枚トーストして、バターとこのカヤを塗り、4等分して出来上がり。
パンの耳も落とさず、そのままいただきます。
カリカリトーストにちょっと溶けかけたバターの塩気、ココナツの香り濃厚なまったりしたカヤの甘みが一体になって、結構クセになるシンガのファストフードです。
ガイドブックには「ホーカース」と書かれている、シンガ中にあるフードセンター(屋台集合所)の中の、「○○茶室」というドリンク専門店なら、メニューにかかれていなくても、たいていカヤ・トーストはあります。
但し注意したいのが時間帯。
朝は必ずあるのですが、午後のオヤツにと思って、3時ごろ言って注文すると、「今日はもう無い」と言われたりします。
「キリニー・コピティアム」「ヤクン・カヤトースト」と言った専門店なら、1日中、大丈夫でしょう。
お土産にその店特製の瓶詰めカヤも買えるしね。
でも、赤道直下のねっとりした空気がよどむオープンエアなホーカースの片隅の茶室の前のテーブルで、どぎつい色の(青とかオレンジとか)メラミン食器に乗ったカヤトーストと、ソーサーに必ずこぼされてる濃いコーヒーを、汗かきながら胃に収めるのも、結構らんぷ店主は好きだったりしますが。
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