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2011-09-20

体の水分調節をしてくれる冬瓜の煮込み~8月「いちにち藍布」より

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この料理は前にもご紹介したことあると思うのですが、「いちにち」とは別の機会にお作りしたところ、そこでもなかなか好評だったので簡単にまたお話を。
冬の瓜と書きますが、旬は夏です。
体の熱を冷まして余分な水分を出す働きと、反対に体に不足している水分を補う働きを合わせ持ちます。
つまり「丁度良い水分量に調節してくれる」わけですね。
夏場は喉の渇きや暑気あたりは勿論、冷たいものの摂りすぎや冷房で体がむくむこともあります。
そのどちらにも助けになる。
また、さらにちょこっと「漢方的ウンチク」になりますが、体のどの臓腑により働きかけるかと言うと、肺や大腸、膀胱です。

冬瓜の種は「冬瓜子(トウカンシ)」と言って、咳止め、痰を切る漢方薬としても利用されています。
また、皮は「冬瓜皮(トウカンヒ)」と言われ、高い利尿効果があり、やはり薬として使われます。

ま、食べて美味しいのは実の方なんでそちらの作り方を簡単に。
材料は冬瓜の他に干し海老、にんにく、油、塩。
冬瓜は種とわたの部分をスプーンなどで取り、皮を向いて3~4㎝角に切ります。
干し海老は水少々で戻して粗みじん切り、にんにくは叩いてこちらも粗みじんに。
鍋に油とにんにくを入れて温め、香りが出てきたら冬瓜を入れて軽く炒めます。
表面がやや透き通ってきたら干し海老を戻し汁ごといれ、水少々も入れて蓋をして蒸し煮にします。
塩で調味して出来上がり。

冬瓜はそれ自体淡白と言うより殆ど味が無いようなものなので、干し海老の旨みをしっかりきかせます。
チキンスープなど少々入れても良いですね。
そして、出来立てすぐよりはしばらく置いたほうが中まで味が馴染んで良いようです。
夏まっさかりのころなら、これまた冷やして頂くのもオツなものですが、もともと体を冷やす作用がある野菜なので、冷え性の方、冷えると下痢などお腹壊しやすい方はご注意ください。
海老をあわせたのは味の相性も勿論ありますが、陰陽のバランスをとる意味もあるのです。

このほか、貝柱などとあわせたスープにしても良いですね。
その場合は剥いた皮をお茶パックなどに入れて一緒に煮込むと薬効も高まります。
出来上がったらパックごと取り除いてください。
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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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