2011-09-08
熱々もひんやりも美味しい、夏野菜の煮込み~8月「いちにち藍布」より

まだまだ残暑のぶり返しもあるのかなーーと思いますが、朝晩は大阪市内でもめっきり過ごしやすくなりました。うっかり薄着では「さぶっ」と思うことも。
昼間の陽射しはなかなか強いですが、空気が秋めいてきて、ちょっとからりと乾いた感じです。
さて今日の料理はそんな、まだ暑いけれど夏真っ只中とはちょっと違う、今の時期にもピッタリな一品。
トマト、キュウリ、ナスなど夏の代表的な野菜をスパイシーな味で煮込んだものです。
「アラブ風夏野菜の煮込み」として、谷町の藍布でもときどきお出ししていました。
加熱するのでトマトは生食用よりも、水煮缶詰が良いです。
あとはナスとキュウリ(またはズッキーニ)。
ニンニク少々。味付けは塩とカレーパウダー。
厚手の鍋に潰したニンニクと油を入れて温め、トマトを缶汁ごと加えます。
一口大に切ったナスやキュウリも入れます。
ざっと炒めたら火を弱めて、野菜に火を通します。
塩とカレーパウダーで味付け。
カレー味よりトマトがやや勝つ、ぐらいのバランスで(でないと夏野菜カレーになっちゃうんで)。
この組み合わせだと、軽やかでシャープな味です。
玉葱を入れると、甘味が加わってまろやかな感じになります。
夏の暑い盛りでしたら、荒熱が取れてから冷蔵庫で冷やしたものをガラスの器に盛りつけて召し上がってください。
アイスクリームやカキ氷よりも穏やかに体内の熱を冷ましてくれます。
…そう言えばこの夏、らんぷ店主は記憶に頼る限りでは2回しかアイスクリーム食べていない、ような気がする…しかもどちらも人様の奢りで…。
決してガマンしていたわけではないのですが。
そして、丁度今の時期のように、昼間はまだまだ暑くて体も火照ってしまうけど、夜はひんやりしてきたなあ、と言うときや、冷え性の方は、どうぞ温かい状態で召し上がってください。
トマトもナスもキュウリも、体に潤いを与え、余分な熱を取り除きます。
温かくして食べることや、カレーパウダーに含まれる温性のスパイスが冷やす作用をやわらげます。
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