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2010-11-04

ヴェトナムの道路事情と豚のイナバウアー

旅行の写真がまだ整理できていないので、料理以外の小咄、いやお話を。

かの地へ行ったことのあるひとならよくお判りかと思うのですが、ホーチミンシティやハノイの中心地は、いたる処バイクの洪水です。
それも殆どが、複数乗り。2人3人は当たり前、一人で乗っているほうが少ないかも。
で、これがまたビックリなのですが、大阪のママチャリの如く運転する大人の前と後ろにひとりずつ子供乗せてたりします。
あと、運転するおとーさんの後ろに、まだ首も据わらないようなちっちゃな赤ちゃん抱いたおかーさんが横座りになってたり、見ているこちらが冷や冷やします。

人を乗せていない場合は物を載せてたりもするのですが、その量がまたスゴイ。
バイク本体が隠れるぐらいの大荷物だったりします。
どうやって括りつけたのか前にも後ろにも左右にも。

極めつけのそれを見たのは、ヴェトナム初日の夕方、晩ご飯食べに行こうと歩いていたハノイの街の、ごく普通の4つ角でした。


道路を渡ろうとしたらんぷ店主と同行のKちゃんが見たものは、おっちゃんがノロノロ運転するバイクの前後左右に体を大きくのけぞらせた格好で括りつけられている数頭の豚…。

子豚ではなく、「お肉何トン取れるかしら」なオトナの豚で、ちらりとですが、下腹から股にかけてと、胸から喉あたりにかけて、大きな一文字の傷が見えました。
シメたあと、市場に運ぶ途中だったのでしょうか。

豚のイナバウアー…。」と非常に的確な発言をしたKちゃんは実は獣医さんなので、牧畜や屠殺場の現状も知ってます。
らんぷ店主はハタチそこそこで行った香港の路地で、三枚におろしたような豚の半身(と言うのでしょうか)を肩に担いだおっちゃんとすれ違って以来「アジアの市場はこんなもの」と思っています(違ってたらすんません)。


まあこんな2人だったので、その直後に目指す食堂に辿りつき、ゴハンを美味しくいただきました。


残念なのは証拠写真を撮れなかったことですが、何しろ道路横断中の一瞬の出来事だったもので。

そうそう、ヴェトナムでの道路横断。
信号機があるところでは、いちおう信号に従うのが基本、だと思います、多分。
がしかし。
実際は「渡れそうなときに渡る」のが常識。そもそも信号機が少ないんです。
日本だと、交通マナーがいまいち?な大阪でも、まあ、「クルマ来えへんかったら渡る。」程度ですよね。
あちらでは、クルマもしくはバイクが来なくなるまで待ってたら、一生渡れません。
どうするかと言うと、洪水のように押し寄せるバイクと車の間をミズスマシのようにひょろひょろと渡っていくのです。
これが、慣れないよそ者には最初は大変怖い。初めのうちは周囲を見渡し、地元民が渡るときにこそこそっとくっついて渡ってましたが、そのうち、あることに気付きます。
歩行者とバイク・クルマの運転者は、お互いに相手の動きを見ながら、譲り合うように進んでいく。
バイクもクルマも、速度はかなり落としています。
横断距離が長いときは、途中で立ち止まって何台かやり過ごしてから、幾らか空間が出来たところで次に見えてきたバイクとアイコンタクトを取りつつ「ごめんやっしゃ~」って感じで(どんな感じや)、あくまでも慌てずに歩を進めます。
怖がっていきなり立ち止まったり逆に小走りになったり、いずれにしろ急に速度を変えちゃう方が却って危ないようです。

焦らず慌てず怖がらず。

ヴェトナムで車道を横切るとき、らんぷ店主が唱えていた呪文でした。

因みに現地のひとによると、市街地では意外に事故は少なく、郊外の方が(速度を上げるので)事故に繋がりやすいとのこと。




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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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