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2010-09-30

喉を守るデザート~9月「いちにち藍布」より

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ようやくデザートまで辿りつきました、9月「いちにち藍布」の料理ご紹介。

白キクラゲとバジルシードのデザートです。

写真の、左半分を占めているのは白キクラゲ。
中国では昔から美肌を保つ食材としてポピュラーです。
漢方の観点から言うと、白キクラゲは五臓の「肺」を乾燥から守り、潤します。
肺と皮膚の表面(毛穴も含め)は密接な関係にあるので、結果として「お肌の潤いに役立つ」こととなるわけですね。
水で戻して軟らかく煮るのがひと手間といえばそうですが、味にクセが無いので意外と使いやすい。
台湾に行ったときも、街なかの伝統デザート店(日本で言う甘味処のような店)には大抵、ナツメと百合根と、この白キクラゲをシロップ煮にしたものがメニュウに載ってました。

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ま横から撮った写真です。
半透明の丸い小さな粒粒は、バジルシード。
タピオカをふたまわりぐらい小さくした感じで、食感はもちっとしたタピオカに比べ、シャキシャキ感があり軽やかです。
文字通り、バジルの種子なので、水でふやかしてそのまま数日でも放置したら芽が出てくるのかしらとも思いますが、試したことはありません。
とても食物繊維が豊富でお腹の中で膨れるため、何年か前にダイエット食として流行ったことがあるみたいです(でも、らんぷ店主はこれ食べて満腹になったことないんですけど)。

このほかに、パイナップルを刻んだのと小豆餡を入れ、ココナツミルクを上からかけました。

中国では糖水といって、色んな豆や野菜や乾物をシロップ煮にしておやつ、デザートとして食べる習慣があります(糖水という言葉自体は主に香港や広東など南方で使われる単語のような気もしますが、食べものとしては北のほうでも勿論ポピュラーです)。

夏には緑豆を使ったお汁粉。秋風が吹いて喉が乾燥してくると、今回のような白キクラゲや百合根。
寒さが厳しくなってきたら黒米や黒豆、ナツメやナッツ類を色々入れて、あったかくして。
黒ゴマや胡桃をすり潰して作るお汁粉は「補腎」、いまどきの言葉で言うと「アンチエイジング」なデザートです。

ヴェトナムのチェーもまさに糖水ですね。
あちらは基本的に熱帯・亜熱帯気候のせいか、緑豆のチェー、蓮の実のチェーなどがポピュラーで、そしてココナツミルクをかけることが多い。
いずれも清熱作用のあるもの、暑さでオーバーワークになりがちな「心」を助ける働きのある食材です。

以上が9月11日に開催した「いちにち藍布・9月の薬膳おばんざい」の内容です。
夏の暑さ疲れをとり、これからの秋の乾燥に備える、と言うテーマでメニュウを組んでみました。




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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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