FC2ブログ
2010-09-30

薬膳スープとごはん~9月「いちにち藍布」より

54onelamp9no6.jpg
53onelamp9no5.jpg

9月の「いちにち藍布」、お料理の最後は汁物とゴハンです。

鶏手羽とレンコンの薬膳スープ

これは前にブログでちょこっと書いたけれど、漢方薬の「四物湯」と「四君子湯」の合わせワザです。
クスリのお話になってしまうけれど、
四物湯は、当帰、芍薬、地黄、センキュウ
四君子湯は高麗人参、ブクリョウ、甘草、ビャクジュツ、生姜、大棗
といった生薬で構成されています。
前者は主に「血を補う」、後者は「気を補う」漢方の基本です。
因みに四君子湯が6種の生薬を使うのに何で「四君子」かというと、、元々は前の4つの生薬しか配合されてなかったそうで、更になぜかというと、あとの二つ(ショウガとナツメ)は、中国なら家庭に常備されているものだったから、だそうです。

前に試作したときは甘草の甘さが前に立ちすぎていまひとつな出来だったので、今回は勿論、量を加減しました。

味付けは塩のみ。
煮汁がほんのり黒っぽいのは、生薬の地黄によるものです。

ところでこの合わせワザのスープ、後日、中医食養生の資料を調べていたら、ちゃんとありました。
八宝鶏湯」というのだそうです。

今回は、前日から鶏と生薬を煮込んでスープを作ったところに、レンコンの輪切りを沢山入れてみました。
レンコンは秋の乾燥から喉や肺を守ります、と言ったらお客様から「そういえばレンコン飴って、あるよねえ」というリアクションが。
中に入っている生薬には体を温める働きのあるものが割と多かったですね。
そのせいか、スープをすすっている途中で「あ~、なんだか暑くなってきたあ」とおっしゃる方も。

このスープをベースに、季節やお客様に合わせて山薬(山芋)や蓮の実、クコの実など足し算引き算をして、藍布オリジナルの、舌もお腹も心も満たされるようなスープを作れたらなあ…、と思っています。

ゴハンは、皮むき緑豆と粟(アワ)入りです。
どちらも黄色いので、炊き上がりはパステルイエローの明るい色合い。
緑豆は清熱作用があるので、頻繁に食べていいのはこの時期ぐらいまででしょう。
粟は温涼どちらにも傾かない平性の食べもので、脾(消化機能)を助けるとされています。
つまり誰がいつ食べてもデメリットが殆ど無いということですね。

粟といえばまだらんぷ店主が薬膳にさほどの関心も無い頃、北京出身の女性に、粟と白米を混ぜて炊いたご飯のことを「金銀ごはんと中国では言います」と聞いたことがあり、上手いネーミングだと思ったものです。


次回はようやくデザートです。

あ!、10月の「いちにち藍布」、今回はまだまだ空席あります!
芸術の秋スポーツの秋で皆さまお忙しいのか、「皿洗いを手伝わされるらしい」のに恐れをなしたか(笑)。
参加してよかった~、と思っていただける内容にすべく、準備中です。
是非、お誘い合わせの上でも、おひとり様でも、谷町の藍布をご存じない方も、お気軽にどうぞ。
勿論、現申し込み状況でも開催いたしますので、既にお申し込みの方も楽しみにお待ちください♪
定員一杯で賑やかにやるも、少人数でこじんまりゆったりやるも、いずれにしろ来ていただく皆様と楽しい美味しい時間を共有できる「いちにち藍布」にするつもりでいます。




スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ