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2010-08-19

開高健万歳

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暑い。
まるで粥につかったようである。それが腰を浸し、顎を浸し、額をこえてしまった。駒も飯盒もにちゃにちゃ汗ばみ、膿んで、崩れかかっている。
(開高健「輝ける闇」)


いやさすがカイコウケン。
この夏の日本列島を見事に描写しております。
文才とは無縁のらんぷ店主は、「炊飯器か蒸篭の中にいるみたーいwwww」というのが関の山でしたが。

でもこれ、1960年代・ヴェトナム戦争時のジャングルの戦地での話なんですよね。
20年以上も前に無くなった開高氏も、21世紀のニッポンがこんなにまで亜熱帯化しているとは思いもよらなんだ…、と、草葉の陰でトリス・ウイスキーをぐびぐび呑んでいらっさるのではないでしょうか。

この秋に、ひさーしぶりにそのヴェトナムに、味の仕入旅に出かけてきます。
このところ、漢方カンポウと言っているらんぷ店主ですが、かの地の料理・スイーツも、薬食同源と言っていいものが沢山あります。
美味しくて、心身のバランスを整えてくれるヴェトナムごはんを胃の腑に納め、市場を歩き回って、エネルギーを貰って帰ってこようと思っています。
開高氏が40年以上も前に堪能した、ニョクマムをたっぷりかけたチャジョ(ヴェトナムの揚げ春巻き)も、堪能してきまーす。


冒頭の写真は、この夏ちょくちょく作ったおそうざい。
手前がセロリと豚レバーの細切り炒め。
奥がチンジャオロウスー。

どちらも、野菜・肉それぞれ1種類のみ、そして野菜をたーーーーっぷりめに。
千切りだけ、ちょっと頑張って、あとはジャジャっと炒めて好きに味付け。
「シンプル塩コショウ」「醤油+豆板醤で四川風」「醤油+オイスターソースで正統?広東風」「ナンプラーにニンニクも利かせてタイ風」etc.そのときの気分と、キッチンにある調味料と相談しながら、お好きにどうぞ。
なんか前にマニアックな調味料買ったんだけどたな晒し…、というのがあったら、思い切って使ってみるのもテです。
らんぷ店主のこの夏のヒットは、「沙茶醤」という、台湾や南方中華圏で使われている肉用のペースト状調味料を、セロリとレバー炒めに使ってみたもの。
セロリとレバー、どちらも個性の強い食材ですが、この沙茶醤の程よいコクと辛味にぴったり。
またこんど、ご紹介しますね。

今日は、藍布ごはんのご依頼を戴いて、朝から仕込み中。
これから、もうひとがんばりです。




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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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