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2010-08-18

「八珍湯」…調子に乗りすぎ薬膳

pachentang.jpg

一体何を煮込んでるんだかナゾな鍋の写真ですね(笑)。

「四物湯」のチキンスープを、この夏何度か作ったのですが、わりと皆さんに好評なのに気をよくして、更に発展形なスープを作ろうと思い立ちました。

「四物湯」が「補血」の基本処方であるのに対し、「補気」の漢方薬で最もオーソドックスなものに「四君子湯」というのがあります。
なにやら四天王だかF4だかみたいなネーミングですが(爆
漢民族って、4千年の昔からこうゆうのん好きだったんですかね。

で、4人の君子とはなんぞやと、漢方講座の学校に在学中に(ケチならんぷ店主にしては珍しく)即買いした分厚い「方剤学」の本をひもといたところ、手元にある生薬で配合できることが判明。

漢方薬とはそもそも複数の生薬を決まった割合でブレンドしたものですが、漢方薬A+漢方薬Bで、違う名前の漢方薬Cを作ったりもします。

で、更に調べてる最中に「四物湯+四君子湯=八珍湯」という漢方薬が出来ることを発見。
じゃあ「八珍湯チキンスープ」作ってみよかな、と。

それが上の写真です。
ついでのことに、干し椎茸と黒キクラゲもいれて「more薬膳~」な感じにしてみました…。←完全に遊んでますね。

入れた生薬と椎茸の戻し汁のためか若干黒っぽい煮汁になってますが、味付けはあっさり塩味のみ。

が、試食してみてちょっとビックリ。
苦味や渋みはないのですが…甘いのです、何故か。

一瞬のビックリのあと、生薬の「甘草(カンゾウ)」由来のものと気付きました。
うーーーん、チキンスープでこの甘さは、どうもなあ。
お客さんに出す予定の料理でなくて良かった(笑)…。

それでも、何回かに分けてこのスープを食べながら(らんぷ店主の現在の体調にはあってたらしく、舌でイマイチと感じても、体のほうで受付けたと言う感じ)次は甘草の割合を減らしてみようかなとか、逆に、豚の角煮や手羽の醤油煮込みでは砂糖を使うのだから、そういう料理にしてみようかなとか、今後のヒントをいくつか見つけることはできました。

それと、何故か黒キクラゲがとろりと滑らかな舌触りになっていい感じでした。

試行錯誤を繰り返しつつ、藍布らしい味をつくることができたら、また「いちにち藍布」や「出張らんぷ」その他の機会に、皆さんに楽しんでいただける機会を作りたいと思っています。

そうそう、知人で山東省出身の学生君がこの夏休みに一時帰国するのだそうで、「らんぷさん中国で要るものありますか?」と訊いてきてくれました。
思わず「うーん、中薬(漢方薬のこと)欲しいんだけどな」と言ってしまったら案の定、眉をひそめて「どこか悪い??」と。
料理に使いたいからと誤解を解いた上で、「向こうで忙しかったら、買えなくっても全然構わないからね」といいつつ生薬名を書いたメモを渡したものの、面倒な買い物を頼んでしまったのでは?と少し後悔しております。
こういうのはやっぱり、自分で行かなくちゃですね。








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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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