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2010-08-04

けっこう本格薬膳?な鶏スープ~7月「いちにち藍布」より

らんぷ店主の住む築30年越え(←推定)の昭和なビルが、6月から外壁補修工事に入り、二ヶ月あまりすっぽりと足場とシートに覆われた状態ですごしていました。

今朝起きたら鬱陶しいシートが取り払われ、まん前にある児童公園の木々の緑を久々に目にして、いつもは暑苦しさ倍増としか感じないセミの大合唱も、少しだけサワヤカな気がしております。


onedaylamp7soup.jpg


さて7月「いちにち藍布」、メニュウご紹介の続き。
写真は「鶏手羽の四物湯(シモツトウ)」

実際に漢方薬として処方されている4種の生薬を使ったスープです。
四物湯、というのがその漢方薬名で、代表的な補血剤です。

作りかたのベースは、このブログにちょくちょく登場している、手羽を使ったスープと同様です。
煮込むときに、漢方を処方してお茶パックにいれ、鍋に加えています。

これを思いついたのは、台湾を旅行したときに「四物湯」「四神湯」という、漢方薬入りのチキンスープの専門店の看板を街の至るところで目にしたことから。
現地ではスーパーなんかでも、この「四神湯」「四物湯」をスープ用にパックされたものが売られており、後は肉を買ってきて一緒に煮込めばOK、というもので、漢方が日常の食生活と深くリンクしているなあと実感したものでした。

去年から漢方の勉強を始めて、調薬の実習を重ねているうち、この四物湯にも「再会」しました。
処方もシンプルだし、ではあの台湾のスープを作ってみよう、と。

試作で煮込んでいる最中は、処方に入っている当帰(トウキ)という生薬のちょっと独特な匂いが気になりつつ、実際に仕上げて食べてみると思いのほかあっさりとクセも感じられない仕上がり。

ま、らんぷ店主はこのところずうっと調薬実習でクスリそのものを煎じる毎日なので、漢方に対して味覚がかなり寛容になりすぎてるかなとも思うんですが(おいおい)。

「いちにち藍布」当日に召し上がったお客様からも予想以上に好評をいただき、皆さんきっちりスープを飲み干してくださって嬉しかったです。

尚、四物湯の処方ですが

当帰、芍薬、地黄、川キュウ(キュウの字は草冠に弓)を同量ずつ。
4~5人分のスープを作るなら、それぞれ5グラムぐらいから使ってみてください。
もう少し漢方っぽくても大丈夫なひとは、10グラムずつに増やしても。
生薬を単品でグラム単位で買える漢方薬店も増えているので、探してみてください。
漢方って高い、ってイメージあるんですが、実際にクスリとして毎日飲むとなるとお財布が気になるけど、たまにこんな風にスープに入れる分には、ちょっとマニアックなスパイス買うみたいなもんです。

鶏手羽のスープには、手羽の他、ショウガ・ネギ・ニンニクを適宜。
ショウガとネギを奮発するのがらんぷ式です。味付けは塩だけ。

流石に漢方薬まで手が出ないよう、というひと、上記のショウガネギ入り鶏手羽スープだけでも、夏疲れの体に効きます。
包丁仕事もめんどくさいときは、ショウガもネギもぶつ切りで結構。
水と一緒に鍋に放り込んで火にかけ、湧いてきたらごく弱火にして、後は涼しい部屋で出来上がりを待ってください。











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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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