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2010-07-04

藍布の料理で、伝わること

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ちょっと前に「豚足と卵の黒酢煮込み」のレシピを見つけ、作ってみました。
実際に使ったのは豚のナンコツと耳。
豚耳って、豚足より食べやすくってゼラチン質は劣らずたっぷりあるんで、オススメ食材です。
黒酢を使って煮込むのは谷町の藍布時代から時々作っていましたが、今回のは殆ど酢だけで煮るようなモノ。
レシピ原本通りだと、出来上がりの酸味がかなり強いので、もう少し調整してから、ブログに作り方アップしますね。

但しコレ、数日、何回か煮返すと、ナンコツが驚くぐらいにプルンプル~ン、になります。
酢の力ってスゴイ。

というわけで今日のメイン記事は料理レシピではなく、藍布の料理を通して最近、聞いたこと感じたこと。
タイクツだったらごめんね(笑

昨秋から漢方の勉強を始め、出張料理やこの春から時折開催している「いちにち藍布」などに、学んだものを組み込んでいくようにしています。
と言っても、味付けや調理法が大きく変わったわけではなく、谷町の藍布の頃からの「あじあのおばんざい」を基本に、漢方と言うか東洋医学の裏付けが加わった、より積極的・具体的な意味での「おいしくてヘルシー」なものをお客様に提供したい、と言う思いからです。
なので、らんぷ店主本人は、キッチンで鍋振るってるぶんには、今までと違うものを作っている感覚は余りありません。
ただ、メニュウを組み立てる姿勢は変わったと思います。

そのせいかどうか、料理を召し上がっていただいた方から「なんだかカラダが欲してるって感じでスルスルと食べてしまった」「お腹と言うか、体が満足してる感じ」と言う類のコメントを、最近ちょくちょくいただくようになりました。

「らんぷさんの料理は、メッセージ性があって、いい。」と言ってくださる方もいて、そのとき、「メッセージ性」という表現はらんぷ店主にとっては新鮮な響きだったのですが、いつも考えている藍布のコンセプトというものが、お皿に乗っかってお客様の舌とお腹と心に届いたと言うことだろうかと、暗中模索のところに薄明かりが射してきたみたいな気分です。

谷町の「あじあのおばんざい 藍布」を閉店して、ちょうど一年です。
遡って、オープンしたのは11年前の、7月7日です。

毎日まいにち、朝から晩まで厨房で野菜を刻み鍋をふるってたくさんの料理を作り、カウンター越しにお客様と言葉を交わしていた生活。
実に忙しくかつ本当に楽しい10年でした。

それでも、日々の忙しさに流されて、腰を落着けて藍布の料理についてじっくり考えることがなかなか出来なかったのも事実です。

今、「貧乏暇無し(最近はワーキングプアと横文字で言うのですね)」というよりは「貧乏そこそこ暇はあり」ならんぷ店主なので、その「暇」は、藍布ゴハンを通して、お客様に何を伝えるのか、どうしたら伝わるのかを考えることに使っています。
まあ、たまに昼寝の時間にも使いますけど。

そして、谷町時代も今も変わらないこと。
召し上がっていただいた方から「美味しかった、藍布のゴハンで元気が出たよ。」と言っていただけることが、らんぷ店主の原動力です。
これホンマに効きます(笑)。おだてられてホイホイ木登りしちゃうってぐらい。










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らんぷのお料理

初めてコメントいたします。
4年ほど前、天満橋界隈で働いていた頃は、ほぼ週1ペースでランチに伺っていました。
時間的に不規則で、まともな食事が食べられなかったり、きちんと睡眠時間が取れなかったりという結構ハードな仕事の合間に、ランプさんでご飯を食べると、「ああ体にいいものを食べたな・・・」というなんともいえない満足感がありました。
体的にも気分的にも、助けられていたと思います。
だから、数年ぶりに近所を通って、なくなっているのを知って大ショック。こちらのブログを見つけてお元気でいらっしゃるのが分かって安心した次第です。
ぜひ、もう一度お店を開いてほしいです!
できれば、ウチの会社の近所がいいなぁ(笑)

Re: らんぷのお料理

noraさん、コメントとても嬉しく拝見しました。
そして、藍布をご利用いただいて、本当に有難うございました。ランチのお客様は、しょっちゅう来てくださる方でもなかなかゆっくりお話したりお名前を伺う機会も少なかったのですが、きっとお会いしたらすぐお顔を思い出せる方じゃないかなあと思います。

今はこの「らんぷ通信」でもご紹介しているように、呼んでいただいた方のところにお邪魔して料理をお作りしたり、他所のスペースを一日ジャックして「いちにち藍布」という食事会的なイベントを企画しています。
ご興味があれば、こちらの「管理者のみに公開」のコメント欄をご利用の上、アドレスをお知らせください。

何処で、どんな形になるかは全く判らないけれど、いつかまた「らんぷ店主がいつもいる場所、いつでも藍布のゴハンを提供できる場所」を、作りたいと思っています。

プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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