2010-06-15
ご報告・6月の「いちにち藍布」その1

この間の日曜日、6月13日に開催した「いちにち藍布」のお料理とレシピの紹介、少しずつですがアップしていきますね。
丁度、下準備をしていた12日から急激に大気の湿度が上がってきたなと思ったら、13日には西日本が梅雨入りしましたね。
今回は、そんな季節の「ムシムシ湿気を防いで来るべき夏を快適に♪」がテーマのあじあの薬膳のおばんざいコースです。
らんぷ店主がアジアの空の下、旅先で出会った味をもとに、日本で普通に食べて美味しい一皿となるよう、メニュウを組んでみました。
まずは一皿目、「マーボーナスの冷製・木綿豆腐添え」
なんかもう、タイトルで作り方説明してますね(暴
そのとおり、肉抜きでマーボーナス作って冷やして、冷奴と盛り合わせるだけです。
お気に入りの市販の麻婆豆腐の素があれば、それで作ってください。
そういうのがないひとは、ちょっとひと手間ですが、豆板醤とテンメン醤(中国の甘みそ)で作ってください。
らんぷ店主のレシピは、こんな感じ。
茄子3~4本は2~3cm角に切って水気を拭き、素揚げしておく。
中華なべかフライパンに油を入れてニンニク+ショウガみじん切りを焦げないように炒め、豆板醤小さじ1~2を入れて温める。
このときの注意事項!いためた豆板醤から上がる湯気をゼッタイに吸い込まないでください。
むせます。
じぶじぶじぶ…と言いつつあったまってきたら、ナスをいれ、以下の調味料を混ぜ合わせたものを入れて絡めます。
秘伝の(←ウソ)合わせ調味料
テンメン醤大さじ 11/2
醤油大さじ 1
酒 小さじ2
砂糖 小さじ1強
酢 小さじ1強
これ、あくまで目安です。混ぜ合わせて味を見て、甘みが欲しければ砂糖を、塩けが欲しければ醤油を、好みで追加してください。
テンメン醤は最近どうかすると(?)100均でも見かけることがありますが、手に入らない場合、買いに行くのめんどくさい場合は、赤味噌を使っても作れます、その場合、砂糖の量を増やしてください。
因みに、茄子を酢揚げするのは面倒だし暑いし、カロリーも気になります。
でも…、出来上がりの味と舌触りがが全然違うので、できればこのひと手間をかけて作ることをおすすめします。
らんぷ店主はこれ作るとき、更に手間と言うより時間がかかるのですが、切った茄子をザルに入れて、半日ぐらい乾かしておきます。
ちょいと乾燥肌になったところで素揚げすると、中まで油がしみこまずに揚げられます。
で、出来たマーボーナスはそのままアツアツを食べても勿論よいのですが、今回の料理は、これを更に冷蔵庫にいれ、つめたーくなって味も染みたところを、豆腐と盛り合わせます。
豆腐には味をつけず、ナスと絡めていただきます。
好みにもよりますが、歯ごたえのしっかりした木綿豆腐がこの料理にはあうようです。
谷町の藍布でも、夜の日替わりメニュウでよくお出ししていました。
夏にしか作らなかったので、お客様から初夏のころに「らんぷさん、あのマーボーナス作る時期になったらメール頂戴ね、ナスメール!」とリクエストされることもありました。
茄子なんて栄養学的には殆どカスみたいに思われてて、最近ようやく皮に含まれるポリフェノールに注目が集まっているようですね。
でも薬膳ではずっとずっと以前から清熱・利水作用があるとされている食べ物です。体の熱を取り除き、水はけを良くする働きです。
むくみ改善にもいいですね。
ことわざに「秋茄子は嫁に食わすな」とあるのは、美味しいものを食べさせない嫁イビリではなく、秋風が吹いて気温が下がる時期に、体を冷やす作用のある茄子を、大事な体のお嫁さんに食べさせちゃいけないということなのでしょう。…たぶん。
今回召し上がっていただいたお客様から「いや~、これビールに合うワ~」とのお声を戴きました。
そうです合うんです。
で、茄子だけをあっつあつの白ゴハンにのっけても、これまたよく合うんですね。
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