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2013-08-19

今日までの養生ランチコース

こんな感じでした。

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お品書きは、

コーンとインゲンとポテトのインドネシア風サラダ
シンガポール風炒め春雨
薬膳スープ
ひよこ豆と緑豆のアフガニスタン風煮込み
黒米とアワ入りごはん
大根の香味しょうゆ漬け
デザート:パイナップルとクコのゼリー・ココナッツソース
ライチ紅茶

以上でございます。

こうまで暑い日が続くと、熱中症も勿論気になりますが、加えて、暑さのための食欲不振や寝苦しい夜のため睡眠不足で疲れが溜まります。
清熱・解毒・利水は続けつつ、しっかり補気もしておきたいところ。
補気と言えば、豆類・穀類・イモ類です。
これ覚えとくと便利。

インドネシア風サラダは、茹でた野菜にインドネシアの「ガドガド」で使われるピーナッツペーストを使ったソースを絡めました。
ナッツの甘みにサンバルと言うインドネシアの豆板醤みたいな唐辛子ペーストの辛さがピリッと味を引き締めます。
炒め春雨は、キクラゲや金針菜など鉄分やミネラル豊富な乾物、薄揚げやにんじんの細切りなど具沢山にしてお味はあっさり仕上げました。
なんでシンガポールかって言うと、シンガポールのフードコート(屋台街)で食べた一品がこんなのだったから。
マレーと中国のミックスカルチャー「プラナカン」料理でも、このテの具沢山ちょっとツユだくな炒め春雨(見た目八宝菜)、出てきます。
お揚げさんを入れるのがコツ。肉無しでもコクとボリューム出ます。
スープは引き続き、体の水はけを良くして脾を助ける生薬を少し加えてます。
暑い暑い日でも、こういったスープは不思議とすんなりお腹に納まるもので「体に沁みるねえ」と言ってくださる方も。

さてメインのアフガニスタン煮込み、トマトシチュウと言った方がイメージしやすいでしょうか。
でも、スパイス配合の妙で、トマト味なんだけど、大抵の方には「今まで食べたことない味」だったようです。
この豆と野菜とスパイスの組み合わせは元々のレシピどおりなのですが、見事に「清熱・解毒・利水・補陰そして補気」の要件を満たしている「今食べなきゃ!」な一品です。
流石にらんぷ店主もアフガンは行ったこと無いのですが、その手前の中国領土内、カシュガルまでは足を伸ばしたことあります。
中央アジアの乾燥しきった地帯、夏の陽射しは容赦なかった。
ああいうところでは長袖長ズボンじゃないと、みるみる肌から水分が奪われていくかんじです。
アラブのひとたちが、白くてすその長いゆったりした衣服をまとっている訳がわかります。
そういう場所で、生まれた料理なのだなと思います。
アフガンはイラクやシリアと同じく未だに自爆テロなどの耐えない状況ですが、元々はこんな豊かな食文化を生み出してきたところなのですよね。

デザートはひんやり潤い補う、パイナップルとクコの実のゼリーに心血を補うココナッツミルクをかけました。
皆さん結構、「パインとココナッツって、合う~~」と驚いてくださいます。
おうちでも手作りの、或いは市販のパインゼリーにちょっとココナッツミルクかけるだけで、似た感じのデザートできますから、お試しあれ。

今週は偶然でしょうか、漢方や薬膳についてかなり関心の高い方が何名かお見えで、色々な方向からのご質問を戴きました。
日々の暮らしの中に取り入れて行きたい方や、将来的に仕事に活かしたいなと言う方や。
可能な限りご質問にお答えしながらも、らんぷ店主もまだまだ勉強しなくちゃー、と改めて思う週でした。

明日は店休日を戴きまして、明後日からはまたガラリと変わりましたアジアのご飯で皆様のお越しをお待ちしております。
アフガンから一気に東に飛んで、今度はタイの華僑の豚肉料理。
豚はビタミンB群豊富で疲労回復にぴったり、漢方的に言うならば陰(栄養分)を補う食材です。
今週メインに使った緑豆は、今度はデザートで登場。
暑さに立ち向かうのではなく、上手に凌いで、やりすごしたいものですね。


※:8月26日(月)~9月4日(水)まで、夏の臨時休業とさせていただきます。
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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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