2013-01-20
きたまちのショップハウス?

写真は、数年前にシンガポールの街歩き中に撮ったもの。
中国の南方とか、シンガポール、マレーシアなどに良く見られるタイプの建築様式で、19世紀から20世紀初頭に流行ったものらしいです(建築史については門外漢なんで、うろ覚えな話ですが)。
大抵は1階部分が店舗や事務所になっていて、2階以上が住居の集合建築。中国語で「騎楼(チーロウ)」、英語でshop houseと言われます。
ぱっと見、洋風なんですが、良く見ると細部の装飾が龍や牡丹など中華っぽかったり、色合いもパステル調ながらどこか南方アジアのエキゾチックな明るさをもちあわせていて、ミックスカルチャーな美しさがあります。
老朽化して取り壊されたものも多いようですが、近年、その価値が見直されてリノベーションしてレストランやショップ、ゲストハウスなどになっているものもあります。
奈良きたまちの、藍布となる物件に出会ったとき、
「あ、ショップハウスだ」と思いました。
お隣は、シックな洋服やセンスの良いアンティークアクセサリーなどを扱う「TAMARI」さん。
「和」の空間にヨーロピアンなアイテムがごくごく自然に溶け合っていて、とてもお洒落なお店です。
初めてお邪魔したときにらんぷ店主は、肌馴染みの良いピンク色の石のピアスを買ったのですが、とてもシンプルで使い手の良い割に、よそではなかなか見かけない色合いです(店を始めてからはそんなオサレをするゆとりも無く走り回っていますがwww)。
そのお隣が「ちてはこカフェ」さん。
藍布と同じ並びの長屋の飲食店ながら、こちらは白を基調とした、すっきりシンプルモダンなインテリア。
テーブルや棚も全て手作りだそうで、しばらく間を置いて伺うと、店内にハンドメイドのアイテムがさりげなく増えてたります。
お食事も、メイン・サラダ・小鉢をそれぞれ選べるので、3~4人で行ったりすると、順列組み合わせで盛り上がります。
ろうけつ染めや手作りパンの講座など、楽しい企画を次々展開されています。
そんな場所に、ご縁をいただいて、アジアの薬膳料理屋「藍布」も仲間入りすることになりました。
奈良きたまちの、閑静な住宅街の中にぽっと出現するショップハウスへ、お越しをお待ちしております。
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