FC2ブログ
2012-11-09

古民家の床下

otakara_convert_20121109140338.jpg

奈良きたまちでの藍布の店作り。
床をめくってみると、色々なものが出てきたりします。
一瞬、「お宝発見??」とときめきます。

ある日現場に行ったら職人さんが「お宝、出てきたで。」と。
何なにー、と近づいてみると、かなりシブい木箱に入ったお椀やお皿。
残念ながら印の入ったものとか見るからに骨董品な品ではありませんでしたが、そこそこ昭和を感じさせる、普段使いの小鉢や湯呑み茶碗など。
ま、とりあえず工事で粉々にならないように非難させて、あとでちゃんと洗って見てみようかと。
木箱の方は「洗濯石鹸 中型 ニッサン テニス」(←最後、意味不明)というロゴからしてアナクロな感じがいい味出していたのですが、如何せん板自体が腐食しかけてて錆の出た釘も危ないので、サヨウナラに。


ま、こんなモノの出現は面白いな~で済むのですが、そうも言ってらんない「出モノ」もあるわけで。

その日、現場行って総合プロデューサー(と勝手にらんぷ店主が呼んでる)M氏と打ち合わせした際には「まあまあ工事は順調」という認識だったのですが、その後また現場へ行ったら、土中から大きな石が。
これがまた回りを掘っても掘ってもなかなかその全容が掴めない。
バールをテコにしたら、重すぎてバールの方が捻じ曲がりそうなぐらい。
で、太い角材を根元にねじ込んで、職人さんが反対側ぐぐっと押さえてもごく僅かに「動いたかな?」ぐらい。
因みにらんぷ店主が角材に全体重かけてのっかってもびくともせず、職人さんに「あ~無理無理」といなされました。

配管を通す場所にデンと鎮座ましましているため、見なかったことにして埋めなおすわけにも行かず、職人さん3人がかりであっち堀りこっち削り、すこーしずつ浮かしたところに土や小石を埋めて持ち上げ、コンパネのうえをごろんごろんと転がして(ここで指先や足先が下敷きになったら大惨事)、ようやく玄関先へ。

午後の仕事はコレで終わってしまいました。
「この下に、大判小判が埋まっとったりして~」などと軽口叩いていたけど、さしもの職人さんたちもだいぶお疲れだった筈です。

街なかのビルインの店舗物件だったら、何も設備の無いスケルトンだったとしてもこんな余計な作業などせず、サクサクと水道工事したりカウンター造作に進めるのだと思うと、低予算の中やってくれる職人さんに申し訳ないというか、有難いと言うか…。

店が出来上がる頃にはテーブルの下の床の更に下に隠れて全く判らなくなってしまうけれど、こんなことも確かに合ったのだと言うことを忘れず、あたらしい藍布をやって行きたいなと改めて思った午後でした。





スポンサーサイト



プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ