2012-08-23

ぷりぷりしゃきしゃき

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暑い熱い暑い熱い…。

漢方で言う「暑邪」「熱邪」は、夏の暴れん坊将軍です。
ついでにモンスーン気候のエリアではこれに「湿邪」がお供することもあります。
これらにヤラレた身体が、所謂ひとつの夏バテですね。

暑くて湿気もあって、だと、冷た~いさっぱりすっきりな食感のするものばかり求めてしまい勝ちですが、アイスクリームやビールやそうめんなんかばっかりだと、身体は却って熱がこもったり肝腎のお腹は冷えて消化不良を起こしたりして、夏バテが更に加速することも。

そうした身体の余分な熱を取り、滞っている水はけを良くしてくれるのが夏野菜。
で、トウモロコシです。
冷凍や缶詰で一年中出回っているのですが、この時期ならではの生、いつもなら茹でてそのままかぶりつくんですが(それが一番カンタンで美味しいし、と思ってた)、敢えて、ひと手間ふた手間かけて実をはずし、スープ仕立てにしてみました。

いや、やっぱり違うよ~。
日本の食品加工メーカーの腕も侮っちゃいけないけど、確かにコーンスープやサラダに混ぜるのには缶詰で充分と思ってたんだけど、やっぱり違う。
なんと言ってもこの食感。

ぷりぷりしゃきしゃきです。
で、はじけたトウモロコシから出てくるジューシーな旨みで口の中は一杯。

生のとうもろこしの粒をはずす、という手間だけ惜しまなければ後はカンタンです。
家族がいれば引っ張り込んで、或いは友達呼んで、或いは一人ででも好きな音楽聴きながら、「粒はずし作業」やってみてください。
ポロポロッとはずれて意外と面白いス(←若者言葉)、量さえあんまり欲張らなければ。

材料です。

トウモロコシ 1~2本
ひき肉(鶏ミンチでごくさっぱり味でもよし、合い挽きで少しコクを出してもよし、お好みで)200グラムぐらい。これは、しっかり肉食べたかったら多め、ダシ代わりでいいわ、なら少なめで。
あとは塩、胡椒、生姜のみじん切り適宜

トウモロコシは皮を剥いて3等分ぐらいに切り、縦に2つ割にしてから指で実をはずしていきます。
横に倒すようにして親指で押していくと、4,5粒同時にはずれてくれたりする。
実が大きいと外れやすいんですが、小さ目の実が芯にしっかりくっついてるヤツだと、つぶれちゃって少しやりにくいかも。
とりあえず、はずし易いのからやってって下さい。成果が見えると頑張れるし。
はずした実はボウルに。

肉団子、作ります。
ビニール袋にひき肉、塩、胡椒、みじんの生姜を入れて、袋の上から手でモミモミして全部をよーく馴染ませます。
袋に入れたまま、スタンバイ。

鍋に湯を沸かし、ビニール袋の底の端を1~2cm切って、生クリームの要領で押し出します。
にょろっと肉餡が出てきたら片方の手、或いはスプーンなどで袋の絞り口から切り離して、湯の中に落とします。
不揃いで構いませんから(大きさはある程度揃えてね)、ぽとんぽとんと落としてそのまま茹でる。
団子の表面が固まった辺りでトウモロコシをざざっと入れ、少し煮ます。
肉団子から味が出てくるので、スープを味見してから塩で調整。
キャベツや玉葱など入れても良いですが、肉団子とトウモロコシだけでも充分。

ところで生の皮付きトウモロコシにもれなく付いてくるのがあのもしゃもしゃしたヒゲです。
これ、南蛮毛といって漢方では生薬扱いなんです。
これを煎じた汁は、とうもろこしの実そのものより利水作用に優れ、高血圧の予防にもいいとか。
皮剥いたときに出るこのヒゲ、使ってみたかったら、食べられるものではないので、お茶パックなどに入れてスープの鍋に一緒に入れ、出来上がったらお茶パックごと取り除くと良いです。
家庭菜園などで今年、トウモロコシ沢山摂れたよ、と言う方は、ヒゲだけ集めてよく乾かしておくと、保存がききます。

韓国のコーン茶、香ばしくて美味しいですよね。
あれもやはり身体の湿気を取り除いて消化機能をサポートする効能のあるお茶です。
最近は、ヒゲ入りのものも日本で見かけるようになりました。

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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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