2012-06-29

「フルモニ」と薬膳

biwa.jpg

到来モノのびわです。
野菜に比べると果物ってまだ旬がはっきり残っていますよね。
なかでもこのびわなんかは出回る期間が短くて、しかもそんなに主張の強い存在じゃないから食べ損ねる年も結構ある。
そうそう、谷町の藍布をやっていた頃、朝晩のらんぷ店主の自転車通勤のルートに、大きなびわの木があって、毎年とてもたくさんのオレンジ色(いやそう言っちゃびわに失礼ですね、びわの色ですもんね)の実をつけていました。
鈴なり、と言う表現がピッタリで、ちょっと自転車下りて手を伸ばせば幾つか届きそうだったんですが、なにせ交番の敷地内の木だったんで、遠慮しときました。
あれはいつも、おまさりさんがオヤツに食べちゃってたのかなあ。

びわは漢方的に見ると肺を潤します。
肺は鼻や喉と関わりが深いので、効能としては喉の渇きを鎮めたり、痰の多い咳や鼻血に効果があるといわれます。
まあ、鼻血が出たからびわ食べようって思いつきませんけどね、普通。
びわは葉にも、というよりどちらかと言うと葉の方が薬効あるようで、煎じてお茶として飲むと咳止め、痰きり、吐き気などに良いとか。

近頃言われている「フルモニ(フルーツ・モーニング)」は朝食代わりに果物を食べるというダイエット法か健康法のひとつと聞いたような気がしますが、昔から「朝の果物は金、昼なら銀、夜なら銅」と言う風にも言いますよね。
びわもそうですが多くの果物は体を潤すと同時に冷やす働きがあるからこれから活動する、また気温も上がる朝に食べてこそ値打ちがあると言うこと。
それに紫外線の気になる今の季節、外出前に果物のヴィタミン摂っておくとちょっと安心と言うのもありますね。
水分補給と言う意味でも野菜や果物の水分は少しずつ体に吸収されるので、水のがぶ飲みのように胃液が薄まることなく、体を素通りしてトイレが近くなることもないので合理的なんだそうです。

細かい漢方理論とか並べなくても、朝に季節の果物を少し、と言うのはそれだけですでに薬膳的食生活とも言えるかも。
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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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