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2011-04-10

茨城の卵の話・その2

前回のビビンバの写真では、はっきりとは判らないかもしれないのですが、卵の黄身の色、どんな風に見えますか?
ちょっと薄いなー、と思われるかもしれません。
らんぷ店主は、実際に初めて殻を割ったとき、ビックリしました。

まるでレモンのような色…。

実はこれが、本来の色なのだそうです。


3月半ばに、学生時代からの友人からこんな話が転がってきました。
「有機の卵あるんだけど、興味ない?茨城県で有機農業している友達が、今回の震災の影響で定期購入のお客さんが避難してしまって、沢山余って困ってるんだけど。」とのこと。
10個入りのパック4パック以上から発送可能とのことなので、今、固定店舗を持たないらんぷ店主もそうそう買えませんwww
仮に40個、頑張って買ったところで、それだけでは在庫は到底はけないだろうし…。

そこで、谷町の藍布時代からお付き合いのある方々にメールを送って事情を説明し「ご興味のある方は直接、茨城の農家Sさんにご連絡をお願いします。」と、友人から聞いた連絡先を添付しました。
また、ちょうどこの時期「外国人のための電話相談」が開催されるのに焼き菓子の差し入れを予定していたので、お菓子と一緒に「有機の卵のお知らせ」も持っていきました。

3日も経つか経たないうちに連絡があり、なんと在庫が殆ど売れてしまったとのこと。
らんぷ店主や友人を介さず、直接Sさんに連絡していただく形をとったので、2,3名を除いてどなたが注文してくださったのかは判りませんが、Sさんによれば
「大阪や京都など、見ず知らずの方々から沢山注文いただいて、本当に助かったし、色んな地域から応援していただいているんだなあと嬉しかった。」とのことです。
また、藍布をよくご利用くださって、その後首都圏に転勤された方も、お友達が偶然、茨城のSさんの住む市に行かれるついでがあり、直接買ってきていただいたそうです。


さてこの卵の色ですが、友人からは「色、薄いからね。」と予告されていました。
この友人も10年以上、有機農業に携わって今ではタイで自給自足なのですが、本来の卵はもともとそんなに濃い黄色ではなく、日本で市販されている卵は、鶏に卵が黄色くなるような餌を与えているからなのだそうです。
じゃあ、どんな餌かと言うと、「かぼちゃやトウモロコシやれば黄色くなるけどね。高くつくから。米国産の飼料用トウモロコシ使ってる農家ならまだ良心的。そうじゃなければ餌に着色料混ぜてる。黄身がオレンジ色っぽいのあるでしょ、あれなんか完全に赤色の着色料入れてるよ。」

Sさんの卵は、殻もとてもしっかりしてます。
そして、食べている途中で気付いたのですが、臭みが全く無い。
普通の卵は、生で食べるとごくごく僅かなニオイがあって、でもまあ別に気になるほどではないのですが、この卵は味はとてもしっかりしているけれどその臭みが無いためか、食べた後、さっぱりとした感じなのです。
(あ、前回の記事のビビンバが「後口さわやか」なのもこのため?…)

最初にビックリしたレモン色ですが、でも、ふと思いました。
この色、お月さまにも似ているなあ。

昔の人が、かけそばやかけうどんに卵を割りいれて「月見」と名づけたときの卵は、案外こんな色だったのかもしれませんね。



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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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