FC2ブログ
2010-10-04

ケーキ作りのループ

文字色cake.jpg

パウンドケーキまたはカトルカールと言われる類のバター分の多い焼き菓子。
20歳台の頃から、らんぷ店主はこればかり作っています。
藍布をオープンする前も、谷町での営業時代も、ずっとこれ。
で、中に混ぜ込むナッツやフルーツ類でバリエーションをつけるのですが、これが結構アジアンなアイテムと相性がよろし。

春夏なら、バナナ、パイナップル、乾燥ココナツの細切りなど。
秋冬なら、クコやナツメ、クルミ、松の実、ゴマ。

そんなわけで、思い立ったときいつでも焼けるようにと未だに冷蔵庫にはバターを常備しているのですが、何せこの夏の猛暑激暑酷暑。

オーヴンなどとても使う気になれず、冷蔵庫の奥底でバター1ポンド分の塊がひと夏を越しました。

ようやく、涼しいとは言えないまでも熱帯のような暑さが和らぎかけた頃に取り出してみると、…賞味期限直前wwwww・

「キャー、ケーキ焼かなくちゃ!」(それしか使い道思いつかなかった)と慌てて卵を買ってきて、生地を混ぜてオーヴンに放り込んでから、食べてくれるひとを探す、と言う一連の作業を繰り返し、結局焼いたケーキは計4台。

まだ若干の暑さが残っていたこともあり、焼きながら「バターの買い置きも考え物かなあ…。今度から、作ると決めてから買おうかな。」と反省したのです…が。

すこーーんと抜けるような空の高さが眼にとまり、そよぐ風にもヒンヤリ感が漂うこの頃になってくると、今度は無性に「あ~、焼き菓子作りたいな~」っていう気分が高まってくるのです。
加えて、買い物に行ったらバターの大特価に出くわし、「こ、これは買っとかなきゃ」と思わず2箱に手が伸びかけたのを、かろうじて残っていた理性で1箱に止めました。
ハイ、ちゃんと冷蔵庫で出番待ってます。


写真は、件の消費期限駆け込みバターで作ったパウンドケーキ。
作って10日ぐらいたちますが、今の気温だと、乾燥を防ぐように包んで常温で置いておくのがちょうど良いです。
胡桃と、お酒に漬けたクコとナツメをたっぷり入れて、焼き上がりに福山の保命酒を染み込ませているので、焼き上がりだとアルコールがちょっと鼻に付くけど、日にちがたつにつれ、味が馴染んできます。
胡桃もクコもナツメも、肝や腎の働きを補う作用があります。

そうそうこの保命酒、去年買ったときは効能書き見ても良く判らなかったのだけど、今気がついたら、漢方の「当帰芍薬散」+「四物湯」+「六味地黄丸」にも近いような、「補う」作用の生薬が16種配合されていました。
上記のクコやナツメもそうだけど、これら生薬を酒に漬けることによって、有効成分が引き出されてくるわけです。

などと書きますと、如何にも体に良さげなアジアンスイーツって感じですが、「ヘルシー」とは、見る角度により変わります。このケーキ、決して低カロリーではありません。
冒頭で書きましたが、バターたっぷりです。1台につき100g(今回はとにかく早く消費したかったので125g使ってます)。
これがまた結構な大きさの塊で。
因みに「パウンドケーキ」の語源は、各材料(粉・バター・卵・砂糖)を1ポンドずつ合わせるところからきているらしいですが、らんぷ店主の配合は、だいたい砂糖だけ半分です。

粉・バター各100g
卵 Мサイズなら2個
砂糖 50g前後


甘味の強い缶詰のパイナップルやドライフルーツ、チョコチップを入れるときは、砂糖控えめ。
バナナなど生の果物、ナッツ類がメインのときは砂糖多め。

砂糖は、減らそうと思えば30gぐらいまで減らせます。
でも、あまり砂糖が少ないと焼き上がりが膨らみにくい・しっとり感が出にくいだけでなく、食べたときのあっさり感に騙されて、結局2切れ3切れと食べてしまいますから、いいんだか悪いんだか。

あ、ドライフルーツやナッツも、カロリー結構あるはずです(笑)。

ところで、イギリスのクリスマスプディング(何故かケーキとは言いませんよね。蒸し焼きにするからかな?)になると、長期保存を見越して粉よりも砂糖や、酒に漬け込んだドライフルーツの量のほうが多かったりします。

翻ってアジアに目を転じると、中秋節に、中国大陸は勿論、シンガポールやヴェトナムでも食べられているのが月餅。
日本の中華街で目にするのはごま油の効いた小豆餡のものが多いけど、実際にはいろんな種類のものがあります。
ナツメや蓮の実を甘く煮て餡にしたものが入っていたり、それこそ松の実やゴマやクルミやアーモンドをぎっしり入れたものがあったり。

洋の東西を問わず、ドライフルーツやナッツを沢山入れて食べることで、これからの季節に備えるということなのかなあという気がします。

写真のケーキに合わせて淹れたのは、菊花プーアル茶。
菊花はクコと同じく肝を助け、目の疲れに効きます。
プーアル茶は「バターの脂肪を流してくれるかな~」という淡い期待と、なににしろ菊花との相性が一番いいお茶、とらんぷ店主が勝手におもっているので。

さてこれから出稼ぎ行ってきます。












スポンサーサイト



プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ