2010-09-30

山東省土産の漢方薬

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赤いの白いの黒いの、樹の根っこみたいなの。

確か前にちょこっと書きましたが、中国から留学しているFくん(仮名)が、この夏実家に里帰りのとき、「らんぷさん何か中国で買ってきて欲しいものありますか?」と訊いてくれ、「あ、じゃあ中薬(漢方薬)を」とバカ正直にリクエストしました。

やはりというべきか、律儀にも渡したメモどおりの生薬すべてを、買ってきてくれました。
(因みに「生薬」とは単体の薬物で、複数の生薬を決まった配合でブレンドしたものが「漢方薬」とお考えください)
赤いのがクコ、白いのが山薬、黒いのが地黄、根っこみたいなのが当帰といいます。
スープなどに使いやすいものばかりです。

で、流石に漢方のお家元・中国。
品質にもピンキリあるようで、それは1月に大連に行ったときにお世話になった友人との会話でもちょっと感じたのですが、Fくんも「ちゃんとした(品質)の売ってるところ訊いて、そこで買いました」とのこと。

らんぷ店主でも聞き覚えのある「北京同仁堂」という超老舗薬局の支店でした。

だから、というのでもないですが、やはり色合いや大きさが揃っていて、なんというか見た目にも綺麗です。
そして、地黄や当帰などはその大きさにちょっとビックリ。
漢方講座の学校でサンプルや実習で使ったものより、ずっと大きいのです。
中国人は、これをこのままの大きさで使うのかしら?

因みに(下世話な話ですが)お値段は、日本で保険外で買うことを思えばはるかに安いものでした。

実は帰国前のFくんに、1月の大連行きの時に使い残してきた中国通貨が幾らかあったのでそれを渡しました。
そのときも「これはらんぷさんがまた中国行くときに遣って下さい」と、受け取りをかなりシブられたのですが、そこはオオサカのオバちゃんになりきって(いやなりきらんでも既に、と言う説もある)「いいからいいから持ってって!大した金額じゃなし!」と無理やり押し付けたのでした。

で、今回また「お釣りです!」と言って律儀に返そうとするFくんと、「要らない要らないってば!」というらんぷ店主の、オオサカのオバちゃんが二人状態な(Fくんごめん)間で押し付けあわれた赤い100元札いちまい。
居合わせた他のひとから「あ、じゃあ私がいただいて♪」というこれまたベタな突っ込みを受けましたが、最後は年の功、いや、よりオオサカのオバちゃん度が高いらんぷ店主の寄りきりで決着がつきました。

この間、まだ尖閣諸島事件の船長の釈放前、Fくんに「日中領土問題、えらいことになってるよねえ。」といったところ、何故だかえらく嬉しそうに「らんぷさんっ、どう思いますっ?!」と論戦を吹っかけられました。
一瞬その勢いにビックリしたのですが、ああ、この子は日本でこの話をストレートにする機会が無いのね、とも思いました。
残念ながらそのときは時間切れできちんとした話も出来ずじまい、またその後の事態は更に難しくなってしまっていますが。

国家と国家のやり取りは、そう簡単に運ばないだろうけれど、個人的なともだちづきあいの中では、率直な言葉を交わしていけたらなあと思います。








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プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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