2015-06-01

中国茶会のご報告

薬膳的中国茶会、5月30日と31日にそれぞれ開催、無事終了いたしました。

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↑お茶菓子も焼いてみたりして…

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↑レジュメ??なんかも用意してみたりして…

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↑谷町時代の茶会以来、久しぶりにお客様用茶器を引っぱり出してきて…

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↑お茶菓子盛り合わせは、こんな感じでしたー。
因みに薬膳ケーキ、クッキー2種、ドライフルーツ2種、漢方薬「四物湯」入りの黒糖、以上でございます。
お茶は台湾の凍頂烏龍茶と阿里山金宣茶。

各日とも、らんぷ店主がカウンターでお茶を淹れ、
皆様の聞香杯もしくは茶杯に一煎目、二煎目と注ぎ分け、
お菓子とともに楽しんでいただきつつ、お話しする、と言う流れでした。

伝説の神農の話から、漢方(中医学)とも絡めつつ、ざっくりした茶の歴史、
発酵度により大別されるお茶の種類、
大陸や香港の地元の人のお茶事情、
唐代の、茶を飲むとこんなにいいことがあるよと言う「飲茶十徳」と言う歌の紹介…などなど。

30日は、参加者の皆さんがそれぞれに「そう言えば以前…」と、
らんぷ店主の話で思い出された感じの興味深い&オモロイ?!エピソードをご披露くださり、
飲んで食べて笑って盛り上がりました。

31日は、参加者のみなさんそれぞれに違った視点からの質問が続出。
お答えしようとするらんぷ店主の脳内イメージは、広いテニスコート内を走り回ってラリーをつなげる錦織圭(爆
楽しくかつ刺激的なひとときでした。
奇しくもこの日の参加者に、近々台湾行を予定されている方、決まってないけどもしかしたら行くかも、な方がいらっしゃり、「どこのお茶屋さんがいですか?」などと言う中々に難しいご質問も戴きました(^^;
ご旅行のことが前もって判っていれば、今年3月に行った時の情報を整理してお伝えできたのにとちょっと残念ですが、この日の茶会で、皆さんの台湾行きが少しでも実り多いものになったとしたら、本当に本当に嬉しいです。


久しぶりに、本当に久しぶりに開いた、藍布の中国茶会。
皆さんとのやりとりで、らんぷ店主自身が本当に良い勉強の機会を戴きました。
茶について、薬膳について、アジアの食文化について。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。








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2015-04-01

店休日には…

ひとり茶藝館で、中国茶藝のお稽古。

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必ず毎週、とは行きませんが、仕込みや仕入れの合間に、出来る範囲で時間を作ってやってます。

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台北の旅から帰って、数回目。
ようやく、一連の流れを滞らせず、煎を重ねて淹れていく感覚がつかめてきたように(自分で勝手に)思います。

何処かで正式に茶藝講座など通ったこともなく勿論何の資格もなく、
ただただ、旅先の台湾や香港や大陸の、茶荘や茶畑のまさに茶マニアなおっちゃんの淹れるお茶をがぶがぶ飲み、
彼らの語る、尽きることのないお茶に対する愛情あふれる薀蓄を聴き(半分も意味判らずに)、
そうしたことの積み重ねと、谷町の藍布時代に月イチで開いていた「中国茶会」での、まさに「習うより慣れろ」方式の経験と、それだけです。

そんな、らんぷ店主の、ゆるぅい中国茶会、5月最終土日に2日間だけ、限定復活です。
開催時間や参加費など、追ってまた詳細アップしますね。

薫り高い台湾の高山烏龍茶と、それを引き立てる薬膳スイーツ盛り合わせを、
初心者の方でも気兼ねなく、中国茶にまつわるお話や漢方薬膳ネタとも絡めてお聞きいただきながら楽しんでいただける集まりにしたいと思います。



2013-12-12

ゴホンと言ったら杏仁茶

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なんだか「重湯」みたいなヴィジュアルですが。
そもそもカテゴリーが「中国茶」で良いのか、という説もありますが。
まあ、中国由来のもんだしかの地ではソフトドリンク系たいていのものが「なんとか茶」だったりするし。

で、これは何かというと、杏仁を粉にしたものを湯で溶いた飲み物。
杏仁と言えば養生ランチの秋のデザートで出てきた「杏仁ブラマンジェ」のくだりでお話ししましたね。
杏仁豆腐の素でもあるし、肺を潤し咳や痰を鎮める働きのある生薬でもあります。

ちょっと前から喉のあたり・鼻のあたりにムズムズと「カゼのウイルス」が隙あらば狙わんとする邪気を感じまくりの、らんぷ店主。
首の後ろも、そくそくとしたうすら寒さが忍び寄る気配。
こんな時は、しっかりお腹の温まるもの・消化が良くて栄養のあるものを摂ってたっぷり睡眠をとるに限ります。
その上で、喉がイガイガしたりケホケホと咳が出るようなら、この杏仁茶。
写真のこれは貝母というこれまた喉に良い生薬もブレンドされたものです。
お味の方は、杏仁豆腐のような香り(当たり前ですね)に、ほんのりとした甘さで、
お子様でも抵抗なく飲めるホットドリンク。
一度に大量飲むのではなく、
小さめのカップに100ミリぐらいを、何回かに分けて思いついた時に飲むのがいい感じ。

杏仁の粉だけのものを入手するのはちょっと難しいかもしれませんが、
アジアや中華系食材を置いている店だと、
粉に甘みを付けた「杏仁霜」が売られていますので、それをお湯のほか、好みで温めた牛乳や豆乳と合わせてもいいでしょう。
2010-07-07

中国茶のお話

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写真は、中国茶を淹れるときに使う「蓋碗(がいわん)」と言う食器です。
蓋と茶碗本体と受け皿の3点セット。
ひとりで使うときには、茶葉を入れて湯を注ぎ、蓋をして蒸らしてから、蓋を少しずらしてそのまま飲みます。
ふたり以上のときには、お茶を淹れたら別の茶杯(飲むための茶碗)に、蓋をずらして注ぎいれます。
つまり急須代わりですね。
中国茶を如何にも中国茶っぽく淹れたい、かつ面倒なことはあまりしたくないという我儘な欲望を叶えてくれるアイテムです。

藍布では、月に一度、土曜日の午後に予約制で「中国茶会」を開いていました。
中国茶と言うと、知らないひとは「ジャスミンティーか、ウーロン茶」止まりだし、幾らか知ってるひとは「あの、なんかママゴトみたいな可愛い食器で飲むやつ。でも難しそうだしめんどくさそう」と思ったりもするし、のめり込んじゃった人は「清明節の前に茶葉買いに台湾行かなくちゃ」とか言いかねないし、という、そういう世界です。

らんぷ店主は台湾に胃袋旅行に行ってから、それまで敢えて避けていた中国茶フィールドに、ちょっぴり足突っ込みました。
知ってみると、やっぱり美味しいし楽しい。
それで、藍布のお客様ともそんなお楽しみを分かち合おうと、敢えて「教室」ではなく(そもそもお教えできるような技術は無いので)、「茶会」として、始めたものです。
その時どきのお茶にあわせるお菓子を考えるのも楽しく、また今だからこそ言っちゃうと、本業の藍布のデザート開発の意味もあって、お茶請けのスイーツの用意には、かなり力を入れてました。
結構、スイーツ目当てでご参加の方もいたりして。

中国茶の本などを見ると一見複雑そうな手順だったり、茶葉の種類が多すぎてどれから手をつければいいか判らない、ってひとも多いと思いますが、あまり決まりごとに縛られる必要はありません。

これからぼちぼち、おウチで手軽に楽しめるような中国茶やお菓子、或いは中国や台湾に旅行したときなどに出会えるお茶の話なんかも、して行こうと思います。

因みに茶の世界にウンチクはつきものですが、中国茶も勿論、その例に漏れず。
冒頭の写真は桃の柄で、中国ではおめでたいデザインとしてよく食器に描かれます。
面白いのは、桃だけじゃなくて必ず「蝙蝠(コウモリ)」とセットで描かれてるのですね。
しかもこれまた必ず全身が赤いコウモリさん。
桃の数が多いほうが目出度さのランクが上なんだそうで最高は「星みっつ」ならぬ「桃ここのつ」。
らんぷ店主のは、残念ながら「桃いつつ」ですが、桃の実の色のぼかし方と枝振りが何となく艶っぽくて気に入っています。
確か、上海の豫園近くの食器屋で、値切り倒して買いました。


雨やまないし、薄暗くて蒸し暑くて鬱陶しいし、お茶でも淹れよかな…。










プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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