2011-04-11

茨城の卵の話・その3

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茨城の有機農家のSさんの卵、卵かけご飯やすき焼でそのまま味わったり、肉の煮込み料理の鍋にポンと割りいれて半熟の煮卵を楽しんだりしましたが、ちょいと料理らしきものを。

中国の家庭料理の定番、「卵とトマト炒め」。
これ、前にも紹介しましたっけ。炒めたのに水を注いで味付けした「卵とトマトのスープ」もこれまた超定番の中国おばんざい。

日本のトマトは生食向きのため加熱すると酸味が立ってしまうので、普通はイタリアントマトの水煮を良く使います。
今回はたまたま、完熟の有機トマトを買っていて、実がしっかり詰まって味も濃かったので、それを使ってみました。

フライパンに油を敷いて、ちょっとあったまったらざく切りトマトを入れます。
ざっと炒めてとき卵を加え、大きくかき混ぜてから卵がまだ少し生っぽいうちに塩コショウし、火を止めます。

キレイに作ろうと思ったら、ほんとはトマトと卵別々に炒めて最後に合わせるといいんですけどね、一緒に炒めちゃっても構いません。
但し、トマトが潰れすぎないよう、卵が固くならないよう、木ベラなどで大きく優しく混ぜ合わせ、火からおろすタイミングに気をつけてください。

卵とトマト、どちらも今回は素材の味が濃いので、塩コショウだけで充分でした。
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2011-04-10

茨城の卵の話・その2

前回のビビンバの写真では、はっきりとは判らないかもしれないのですが、卵の黄身の色、どんな風に見えますか?
ちょっと薄いなー、と思われるかもしれません。
らんぷ店主は、実際に初めて殻を割ったとき、ビックリしました。

まるでレモンのような色…。

実はこれが、本来の色なのだそうです。


3月半ばに、学生時代からの友人からこんな話が転がってきました。
「有機の卵あるんだけど、興味ない?茨城県で有機農業している友達が、今回の震災の影響で定期購入のお客さんが避難してしまって、沢山余って困ってるんだけど。」とのこと。
10個入りのパック4パック以上から発送可能とのことなので、今、固定店舗を持たないらんぷ店主もそうそう買えませんwww
仮に40個、頑張って買ったところで、それだけでは在庫は到底はけないだろうし…。

そこで、谷町の藍布時代からお付き合いのある方々にメールを送って事情を説明し「ご興味のある方は直接、茨城の農家Sさんにご連絡をお願いします。」と、友人から聞いた連絡先を添付しました。
また、ちょうどこの時期「外国人のための電話相談」が開催されるのに焼き菓子の差し入れを予定していたので、お菓子と一緒に「有機の卵のお知らせ」も持っていきました。

3日も経つか経たないうちに連絡があり、なんと在庫が殆ど売れてしまったとのこと。
らんぷ店主や友人を介さず、直接Sさんに連絡していただく形をとったので、2,3名を除いてどなたが注文してくださったのかは判りませんが、Sさんによれば
「大阪や京都など、見ず知らずの方々から沢山注文いただいて、本当に助かったし、色んな地域から応援していただいているんだなあと嬉しかった。」とのことです。
また、藍布をよくご利用くださって、その後首都圏に転勤された方も、お友達が偶然、茨城のSさんの住む市に行かれるついでがあり、直接買ってきていただいたそうです。


さてこの卵の色ですが、友人からは「色、薄いからね。」と予告されていました。
この友人も10年以上、有機農業に携わって今ではタイで自給自足なのですが、本来の卵はもともとそんなに濃い黄色ではなく、日本で市販されている卵は、鶏に卵が黄色くなるような餌を与えているからなのだそうです。
じゃあ、どんな餌かと言うと、「かぼちゃやトウモロコシやれば黄色くなるけどね。高くつくから。米国産の飼料用トウモロコシ使ってる農家ならまだ良心的。そうじゃなければ餌に着色料混ぜてる。黄身がオレンジ色っぽいのあるでしょ、あれなんか完全に赤色の着色料入れてるよ。」

Sさんの卵は、殻もとてもしっかりしてます。
そして、食べている途中で気付いたのですが、臭みが全く無い。
普通の卵は、生で食べるとごくごく僅かなニオイがあって、でもまあ別に気になるほどではないのですが、この卵は味はとてもしっかりしているけれどその臭みが無いためか、食べた後、さっぱりとした感じなのです。
(あ、前回の記事のビビンバが「後口さわやか」なのもこのため?…)

最初にビックリしたレモン色ですが、でも、ふと思いました。
この色、お月さまにも似ているなあ。

昔の人が、かけそばやかけうどんに卵を割りいれて「月見」と名づけたときの卵は、案外こんな色だったのかもしれませんね。



2011-04-09

茨城県のSさんの卵の話・その1

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いわくつきの卵を入手したので、簡単ビビンバを作ってみました。
具は作り置きのにんじんナムル、カブの葉の茹でたの、白菜キムチ、茹で黒豆、そして件の卵。
コチュジャンと味噌(普通に味噌汁に使っているもの)を、それぞれ小さじ1/2ずつぐらい。
ご飯も、冷凍していたものをレンジでチンしたもので、まさに思い立ったらすぐ出来る一品です(ま、作り置きがあるという前提においてですが)。

ぜーーーーんぶ、よーーーーく、混ぜ合わせてからスプーンですくってパクリといくと、「なんちゃってビビンバ」ながら、様々な味と食感のハーモニーがあって、飽きずに食べられ、後口もとても軽やか。
思いつきにしては結構いけるなコレ、と自己満足の極みでありました。

あり合わせとはいえ、一応こだわったのが「五味五色」。
そう、漢方の元の元になる東洋哲学の大事な要素、五行に基づく概念です。
五味は「酸っぱい・苦い・甘い・辛い・塩辛い(しょっぱい)」味。
五色は「青(緑)、赤、黄、白、黒」の色。

韓国料理も、東洋医学(韓国では漢方と言わず韓方と言いますね)と密接なつながりがあります。
バランスの取れた食事を考えるポイントが、この五味五色というわけです。
現代栄養学のたんぱく質や糖質やビタミン・ミネラル云々、と言うことを知らなくても、五味五色でおのずと必要なものがバランスよく摂れるということなのかと思います。

さてこのビビンバの主役、卵のいわくとは…。



2010-07-12

トマトと卵の炒め物

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中国の、典型的な家庭料理です。
多分余りにフツーすぎるので、中華料理屋さんにはないのかな。
熟れ熟れのトマトがあったら作ってみてください。

トマト一個ざく切り、卵2個は溶いて塩コショウしておく。
フライパンか中華鍋に油を熱して溶き卵を流しいれ、丸く大きな半熟タマゴヤキになったらヘラで3~4つに切って、皿に取り出しておく。
フライパンをきれいにして再度火にかけ油をいれ、トマトを炒めて塩コショウ。
チキンスープの素をちょっと入れると、味にコクが出ます。
卵を戻しいれ、ひと混ぜして火を止め(卵に火が入りすぎないようにね)、皿に盛る。


パンにもゴハンにもあうので、例えば朝食ならパンとコーヒーにこのトマト卵炒めだけでもいいし、晩ご飯、何かもう一品足りないってときにささっと作れるし、覚えておくと便利なおかずです。
彩りがキレイなので、食卓にこの一皿が加わると、パッと明るくなります。
トマトが酸っぱいとあまり美味しくないので、完熟のを使うとこがポイント。

トマトは紫外線によるお肌の酸化も防いでくれるし、体内にゆっくり水分を補給してくれるし、この時期積極的に摂りたい野菜の一つでもあります。
かすみ目疲れ目・爪が脆い・肌が乾燥して何となくかゆい・ストレス溜まってるかも、と言う症状がある場合は、薬膳で言うと「肝」の血を補うものを摂るといいのですが、トマトも代表的な、肝をサポートする食材の一つです。

でもいつもサラダじゃ飽きちゃうし、体も冷やしてしまうので、こんな加熱系のレシピもたまにはどうぞ♪




2010-04-14

パクチー入りオムレツ

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温かくなってきたせいか、市場でちらほら国産のパクチー(香菜、コリアンダーの葉)を見かけるようになりました。
この日は葉が結構沢山ついて根も太目のものが3本入っていて100円!
何を作ると言う予定も無く買ってしまいました。

野菜の炒め物や、豚肉と根菜のポトフにぱらぱら散らしたりしていましたが、ふと今日は「卵に入れて焼いてみよう」と思い立ちました。

ざくざく切って、溶いた卵2個に混ぜ込み、フライパンに流し込んでオムレツ型に丸め込んでお皿に乗せて。

熱いうちに、スイートチリソースとナンプラーをあわせたものをたらたらっとかけて、出来上がり。

白ご飯に、勿論よくあいます。
もしかしたら、バゲッドに挟むのも、いいかも。

むかーしベトナムのハノイで天秤棒で商売していたおねえちゃんが作ってくれたバゲッドサンドウィッチは、良くあるベトナムなますと焼き豚の取り合わせでなく、温かいタマゴヤキ(勿論、ニョクマム味)でした。
だからきっと、このパクチーオムレツもいけるんじゃないかなー。

このパクチー、結構好き嫌いの分かれるものですよねえ。
らんぷ店主自身はというと、あっても全く平気だし、やはりタイやベトナムの料理、中国のお粥なんかにはとてもよく会うと思うのですが、それだけ山盛り食べたいとか、無ければ物足りないと思うほどでもない。
香味野菜で言うなら普通にネギやニラや紫蘇の方が好きですね。

でもこの独特の香り、なまぬるーい東南アジアの風や、北京のさむーい朝のご飯を連想させて、そこが好きなのかもしれません。




プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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