2017-05-02

萬葉植物園

店休日をいただいております。

先週末のお客様から、春日大社の藤が満開~、と言うお話をお聞きしてから気になっていたこともあって、
今日の仕込みが一段落したところで、買い物のついでに久方ぶりに春日大社まで足を延ばしてきました。

昼間は半袖一枚でも十分なぐらいの暑さでしたが、不思議なことに一の鳥居をくぐると、
体感温度が2,3度は下がったような。
背の高い樹木が沢山あるせいでしょうか。

春日大社のシンボルであると言う藤の花、植物園の中には20種類、約200本もあるそうです。
当初の目的はその藤だったのですが、園に入って目に入るのはやはりと言うか、
薬用植物の色々。

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まだ丸坊主のナツメの樹。


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植物園と言うのはこんなふうに説明書きがあるので、勉強になりますね。


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水草みたいなオモダカ。これは沢瀉(タクシャ)という、身体の水捌けを改善する生薬になります。
「五苓散」などの漢方薬に入ってますね。


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これ、なんと大根の花と根っこ(って、大根そのもの)。
栽培でもしていない限りこんな風に見ることって少ないせいか、他の観光客の方々も口々に、
「見てみて~~!大根!!」と、写真撮っておられました(^^ゞ

大根も、その種は「ライフクシ」と言って、消化不良のときの生薬になりますね。
野菜の大根そのものも、秋刀魚や天ぷらに添える大根おろし、脂っこいものの消化に良いのです。


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さて、藤です。
この麝香藤、名前の通り、他の種よりも芳香が際立っていました。


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ともかく至る所藤がびっしりで、見ているだけで満足してあまり写真は撮らずじまい(^^ゞ
藤棚や鉢植えは、たおやかな感じですが、高木にしっかり巻き付いて何メートルもの高さに伸びているのを見ると、
花の繊細さだけでなく、実は強靭な植物でもあるのだなぁと思いました。

賑やかな植物園を抜けたあと、帰り道もまた、樹木の涼しい氣を沢山いただいてきました。

藤のピークはゴールデンウイーク中のようですが、遅咲きの種はこれから見ごろを迎えます。
来週ぐらいまでは楽しめそうです。




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2017-03-06

出張レポート

昨日5日は、店舗を臨時休業させていただき、湖北の方まで出張料理の依頼を受けて行って参りました。

冬は雪に埋もれると言う山間の集落の、どっしりとした築400年の古民家。
手作りウエディングの料理のご依頼でした。

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前日の夜から現場に入って数名の方にお手伝いしていただき、披露宴開始までに10種類ほどの藍布の大皿料理をご用意。
食と農のプロフェッショナルな方がたもお祝いにおいでで、琵琶湖名物の自家製鮒ずしや朝採れたてのピカピカの大粒苺や地元の酒蔵の希少なお酒なども沢山差し入れがあり、テーブルに華を添えていただきました。

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らんぷ店主もお祝いのお酒や料理を皆さんとともに楽しませていただき、地元の希少なお酒の酒粕やみりん粕や琵琶湖産の干しエビなどお土産に戴いて帰ってきました(^^♪
これらはまた、養生ランチやイベント時のお菓子などに活用して行きたいと思っております。



2017-01-09

4周年ネタ・おまけ(?!)

きたまち藍布のアニバーサリーは一応1月11日なのですが、
前倒しで8日と9日のランチのデザートを盛り合わせグレードアップさせていただきました。
こんな感じで。

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週替わりデザートの「もち米と小豆・栗のココナツミルク」に添えて、
酒粕入り自家製チーズケーキと、山査子のお菓子。

ささやかですが、ここまで続けて来られたのも、来て下さるお客様ればこそで。

そしたらなんと今日、お客様からお花をいただいてしまいました!!

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実は、「五周年と間違っちゃった」とのことでしたが(^^ゞ

いえいえ、4周年があってこその5周年です(まだだけど)。
本当に本当に、嬉しく思います。

来年、晴れて5周年を迎えられますよう、日々、精進してまいります。



2017-01-03

新年あけましておめでとうございます

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旧年中は大変お世話になりました。
新しい年も、あじあの薬膳おばんざい作りに邁進いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて一枚目の写真は、お屠蘇の酒器と、屠蘇散です。
屠蘇散は、昨年秋の「よもやーろ」さんの漢方薬のセミナーで戴いた、奈良の老舗の漢方薬局・菊岡漢方薬さんのもの。
これを日本酒に暫く浸して、薬効成分が出たお酒を飲むと病を寄せ付けず健康に過ごせると言うものですが、
中身を見てみると、桂皮(シナモン)や陳皮(温州ミカンの皮)、白朮、山椒などなど、胃腸を温めたり気の流れを良くしたり体の水巡りをスムーズにする生薬が配合されていて、なるほど、おせちやお雑煮の前にこれをいただくとピッタリの組み合わせだなと感心します。
酒に漬けることで生薬の薬効がより引き出されるのですが、アルコールがダメと言う方には、お湯で抽出してハーブティーのように楽しまれてはと言う菊岡漢方さんのご提案。
らんぷ店主は「お酒がダメ」ではないのですが(笑)、屠蘇散ハーブティってどんなものかなと、今年はお湯でトライしてみましたところ、思いのほかおいしく戴けました。

以前にもお話ししたかと思いますが、おせち料理の材料となる黒豆や蝦、栗、レンコン、煮干しなどなどは冬の養生、
腎を補うのにピッタリのアイテム揃い。
お雑煮の餅も、炭水化物の中ではしっかり温める作用があります。
お正月の伝統食にすることで、その時期必要なものを意識せずに後世の人間は採り入れられる仕組みになっているのですね。

そうは意識せず、おせちを召し上がった方も、
お仕事の都合やご旅行などで今年はおせち、食べ損ねちゃったよと言う方も、
この時期、の養生アイテムですので、上記の食材をすべてではなくても毎日一つか二つ、意識して採り入れるのも効果的にこの冬を乗り越えるコツかと思います。

そして、お正月食べすぎちゃったよと言う方も、
その前の12月からクリスマスや忘年会で食べたり飲んだり続いちゃったよと言う方も、
意外といらっしゃるのではないでしょうか(^^ゞ

実は、らんぷ店主もつい、年越しはいつもの仕事からちょっと解放されてついつい働きもせず飲んだり食べたり…。
昨日の午後から少しずつ調整中です。

6日金曜日からの今年初の養生ランチは、そのあたりのことも考えた献立で参ります。
どうぞお楽しみに。

↓今朝の二月堂。この空のように伸びやかな気持ちで、仕事始めと行きたいものですね。

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2016-12-29

薬膳ディナー「夜らんぷ」その弐

今年初めての企画であり年内最後の営業、「夜らんぷ」、
料理ご紹介の続きです。

これ、実際の順番としては春雨の前だったんですけど。
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↑酒粕豆乳ペースト、黒らっきょう乗せ

らんぷ店主の<カスカス・プロジェクト>から生まれた、生クリームやヨーグルトの代わりに使えるペーストをそのまま味わっていただくもの。
粕漬ともちょっと違う、和製のクリームチーズのようなコクのあるおぼろ豆腐のような。
それに、この夏漬けたらっきょうの黒酢漬けの刻んだのを、漬け汁と共に合わせて調味料代わりにしました。
酒粕もらっきょうも、お腹を温めるもの。黒酢は血の巡りを良くしてくれます。

そして、お次はこの一品

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↑バクテー(肉骨茶)

谷町の藍布でも夜のメニュウでたまにお作りしていましたが、当時は知る人も少なく。
今年あたりから大阪などで出すお店が増えてきたようですね。
テレビでディーン・フジオカが好物と言ってたとか。
豚のスペアリブをベースに、生薬やスパイスを使ってじっくり長時間煮込んだ、シンガポールやマレーシアの華人の薬膳スープで、前世紀初頭には、現地の港湾労働者が朝ごはんに食べていたそうです。
らんぷ店主がシンガポールのフードコートなどで食べたのは、肉は殆どついていない骨がゴロゴロ。
スープは殆ど醤油そのままのような色でしたが、口に運んでみると思いのほかあっさり。
なるほど、朝起きてすぐのお腹にもスッと収まります。
奈良で薬膳屋を始めてからあらためて元のレシピをチェックしてみると、気血を補う生薬の組み合わせにちゃんとなっているのでした。
今回の「夜らんぷ」企画を決めたときはこの料理を是非、と思って、弐日かけてじっくり煮込みました。
藍布のは、お肉も結構ついていて食べ応えのあるバクテーです(^^♪

そしてご飯モノ。
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↑鶏とハーブのベトナム式炊き込みご飯

谷町らんぷでは、土曜日のランチにアジアの炊き込みご飯をお出ししていました。
これはそのうちのひとつ。
あっさりしていながら鶏肉の旨みとレモングラスの爽やかな香りが相まって、箸の進む味です。

そしてデザートと食後のお茶。

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↑デザート盛り合わせ(さつま芋のモンブラン、米粉入りクッキー、山査子スティック)

スミマセンお茶を撮影するの忘れまして(^^ゞ
メニュウ考案中は、ジンジャールイボスティーなど温め系にしようかと思っていたのですが、
お食事の途中で皆さんだいぶぽかぽかして来られた感じでしたので、台湾の高山烏龍茶で、あっさり軽めに仕上げました。


以上、長々と書き連ねましたが、きたまちでは初めての試み、夜らんぷのメニュウご紹介でした。

今回やってみて、やはり養生ランチと並行しての実施はなかなか難しいのですが、
ご参加のお客様にとても喜んでいただけて、また、「行きたかったけどどうしても都合付かなくて」と言うお声も多く頂戴したりして、そしてらんぷ店主自身もとても楽しかったので、何らかの形で新しい年にも、企画したいと思います。

これを持ちまして2016年の営業は終了です。
一年間、色々な方がご来店くださり、本当に感謝の念にたえません。
まだまだ進化の余地のある店と店主です。
新しい年も、どうぞよろしくお願いいたします。


※ 新年は1月6日金曜日より営業いたします。





プロフィール

らんぷ店主

Author:らんぷ店主
アジアのお母さんの味に東洋医学のエスプリを混ぜた、アジア薬膳料理屋を奈良きたまちの古民家で展開。
「あじあの薬膳おばんざい 藍布(らんぷ)」
火曜・水曜定休
奈良市法蓮町1232
℡ 0742-27-1027

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